アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
想像を絶する嫁イビリを次々と仕掛けてくる姑。
前回の記事:「僕のせいじゃない!」姑のひどい仕打ちに無関心を決め込む夫/かづ
家中の食器を割られた次の日から、朝に夫が出勤してから帰宅するまで電話のジャックを抜き、玄関の鍵を閉めてチェーンを掛けることにした。
その日の昼過ぎ頃、突然玄関の鍵が開いた。
突然玄関が開いたのでびっくりしてそっちを見た。
『ちょっと!!なんやこのチェーンは!!
中におるんやろ!!
電話は繋がらん様にしとるし!!
開けんかいな!!
ドンドンドンドン!!ガチャガチャガチャ!!』
そうだ、姑は鍵を持っていたのだった。
私は玄関の隙間から見えない、部屋の一番奥に長男と一緒に隠れ、身を縮ませていた。
しばらくの間ガチャガチャしていた姑だが、諦めたのか、静かになった。
長男に
『怖かったね。ゴメンね。』
と言い、やれやれと思っていた。
すると、窓の外から救急車の音がして、住宅の前で止まった。
どこかで誰かが倒れでもしたのかと思った程度だった。
突然玄関前にドヤドヤと大きな音がして、玄関戸を開けようとしている。
『○○さーん!!○○さーん!!
大丈夫ですかー!!』
エッ??
玄関の前で、
『私、鍵持ってます!!』
と、姑の声がする。
ガチャッ!!
『○○さーん!!どうかしましたかー?』
姑は、
『嫁の所に電話をしても繋がらない。
小さい子供が一緒に居る筈なので、絶対中で倒れている筈だ』
と、救急車を呼んだのだ。
私は中からチェーンを外し、救急隊員に顔を見せた。
その途端、姑は救急隊員の前で
『あ〜ぁ、良かった〜。無事で〜。
中でアンタが倒れてると思ったんやで〜。』
と、オーバーリアクションで言った。
本当に心配している様に演技が出来るのだから、恐ろしい。
演技だとは思っていない救急隊員は、何はともあれ良かったと言う雰囲気で帰って行った。
近所の人が大勢出て来て見守る中、救急隊員が帰って行った後姿を見ながら、姑は
『ありがとうございます〜♪
ご心配掛けました〜♪』
と、頭をペコペコ下げながら言っていた。
『さぁさぁ、入りましょ♪』
と姑から背中押され、家に入る瞬間、姑がこう言った。
『手間掛けさせやがって...』
姑は、手段を選ばない奴だった。
この後も、延々と同様の嫌がらせは続いた。
電話に出ないと警察官が見に来る様になった。
警察官は、家庭内の事で警察を呼ぶなと言いたげな表情だったが、
私としてはそんな事はババアに言ってくれだった。
しかし、なぜ我が夫が何一つ言わないのか。
カーテンを切られたり食器を割られたりするのは、嫁イビリと言うにはさすがに度が過ぎている。
けれどもその謎はすぐ解けたのだった。
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