<この体験記を書いた人>
ペンネーム:一人っ子
性別:女
年齢:52
プロフィール:75歳の母は父が亡くなり2年程一人で暮らしていましたが、昨年夏から私と30歳の娘の3人で同居を始めました。
私と娘、そして母と3人で暮らし始めて一年になります。同居を開始してからすぐ、母の行動で気になることがありました。母は家の中で何をするにも私と一緒なのです。もちろん家族ですから、食事等を一緒にとるのは普通かと思います。ただ母は必要以上に一緒にいたがる傾向が強く、在宅で仕事をしていてほぼ一日家にいる私は参ってしまいます。
私は朝食のあと洗濯物を干すのですが、母はいつも一緒に庭に出てきます。私はハンガーに干すものを、背の低い母はタオル掛けにタオルを干したりするのですが、正直なところ一人でできることなので一緒にする必要はないと思うのです。食後にテレビを見ていても、私が洗濯物を干そうと立ち上がると必ず一緒に立ち上がる母。「いいよ、一人で干せるから」と言っても「いいよいいよ」と言ってついてきます。
洗い物をしようと空になった食器を手にキッチンに行くと、やはり母はついてきて隣で洗いあがった食器を拭く為に布巾を持って待っています。
夕方、庭の物干し場で洗濯物を取り込んで戻って来ると、ドアの前で待っていて開けてくれるので入って行って二人で畳みます......。
ここまでは、家事を手伝わなければという気持ちもあるのでしょうし、理解はできます。ただこれだけではないのです。
私は普段から家で仕事をしているのですが、ちょっと休憩をしようとコーヒーを入れると「私も一緒に」と母。お茶くらいは一緒でも良いかと思っていたのですが、私が仕事に集中していても「そろそろお茶どう?」とか「ニュースやっているけど見ないの?」などと母のペースで誘ってくるので、仕事ができないのです。私は自分の部屋がなく、リビングに置いたパソコンに向かい仕事をしたりします。そのとき母は私の後ろのソファーに腰掛け、ずっと話しかけてきて解放してくれません。
一度母に、「いつでも一緒じゃなくてもいいんじゃない?」と言いましたが、一人でするより手伝うほうが早く片づくとか、別々の部屋だと電気代が勿体ないなど言われて返す言葉がありませんでした。
75歳になった今も母は仕事をしているので、働きに出ている時間だけは私の一人の時間です。母といる時間はストレスなようで、一人になると自分でも驚くほどお菓子やアイスクリームを食べるようになってしまいました。
娘と二人で暮らしていた頃は、私は自分でしたいことをしていました。本を読んだりテレビを見たり、当然ですが洗濯は一人でやって掃除も一人で。食事も一人で作っていました。同居したのだから手伝えるところはお互いに手伝って一緒にやればいいとは思いますが、何から何まで「一緒に」というのはとても息苦しいです。
トイレに行く以外はずっと一緒にいるといっても過言ではありません。とてもしんどいです。
関連記事:義母の誘いを断り続ける嫁は"ダメ嫁"? 誘う方も誘われる方も大変な"嫁姑間のお誘い騒動"
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。