義母念願のハワイ旅行。幼稚園児か!?と呆れるほどの手のかかりっぷりに辟易

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ちもて
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育てはほぼ終了、勝手気ままに暮らしたい海外旅行大好き主婦。

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75歳になる義母は、10年ほど前に義父が亡くなってから一人で暮らし、仕事を続けながら趣味の畑にも精を出すバイタリティ溢れる人です。子どもたちが小さい頃は家族旅行についてきたがり、面倒なことも多かったのですが、近頃は夫婦だけで旅行にいくことが多いのでおとなしくしていました。ところが、義母の知り合いが、息子夫婦にハワイへ連れて行ってもらったことを自慢げに話していたことに刺激を受けたのか、「私も死ぬまでに一度くらいハワイへ行ってみたいわ」とせがまれたのです。しかも「お金は出すからお願い」と。そうまで言われると無下にするわけにもいかず、計画しました。義母はまだ働いているので、その休みと私たちの休みを合わせるのに苦労しました。そしてようやく日程が決まり航空券とホテルを予約したと義母にいうと、「いくらかかった?」と聞くので「全部で〇〇円」と返答。すると「じゃ、その三分の一払うわね」。
ああ......なるほど、出すのは自分の分だけね。一瞬「え、嘘」と思いましたが、まあ、しゃあないか、となんとか納得しました。そして4泊6日のハワイ旅行が始まったのです。

機内では2人隣同士の席と通路を挟んで1人という席だったので、義母に1人席をあてがったのですが、不安だから夫の隣に替えてと言われ、私がそこに座りました。リクライニングの仕方から電気のオンオフ、モニターの使い方、飲み物や機内食の注文まで逐一世話を焼かねばならず、夫はかなり疲れたようですが、それは息子の役目なのでもちろん帰りも隣に座らせました。

ホテルは3人部屋でツインにエキストラベッドを入れてもらったのですが、入るなり義母は「私、腰が痛くなるからエキストラはイヤ」と主張。そこは嫁として私が立候補して丸く収まりました。
続いて食事に出ようと提案すると、「飛行機で全然眠れなかったので休みたい」とのこと。なら夫婦で出かけていいかと聞くと、「一人じゃなんかあった時に怖い」。仕方なく夫が残り、私はテイクアウトの食べ物を買ってホテルに戻ったのでした。
そして次の日、普段から3時間も寝たら目が冴えて眠れなくなるという義母は、早朝から動き始め、お腹が空いたと私たちを叩き起こし、朝食を食べ過ぎたからお昼はいらない、お昼を食べてないから夕方早くからお腹が空いたと、幼稚園児ばりのわがまま放題。お肉がダメで生ものも苦手、にんにくも玉ねぎも嫌いという偏食な義母を連れて行くお店を探すのにも苦労しました。
お土産を買いたいと言っては初日から大量に買い込み、2日目3日目に違うものを見つけてはこっちのほうが良かったと買い込み、最終的にお土産だけで預け入れ荷物が1個増えたくらいでした。しかも義母はクレジットカードを所持していないので、全部夫のカードでの購入です。「帰ったら払うわね」と言われても「いや、お土産代くらいはいいので、これを最後の旅行にして」と言いたくなったくらいでした。

海を見ても青い空を見てもたいして喜んでいる様子もなく、日焼けするからと海に入りもしない義母にはため息しか出ません。帰りの飛行機が日本に到着し、ほとほと疲れ果てた私たちをよそに「とっても楽しかった、また行こうね」と言う義母に愛想笑いしかできない私だったのでした。

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