みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:
「うさぎの飼い主にしか分からない!?うさぎにまつわる専門用語(造語)をご紹介-後編-」
今回は「あまり知られていないうさぎの歯のおはなし」をお届けします。
うさぎには28本の歯があります。
ちなみに人間は、すべて生え揃うと32本。
ただし「親知らず」は場合によって生えないことがあるので
親知らずが生えなければ、うさぎと同じ28本ということになります。
口の大きさ、構造がまったく違うのに意外ですよね!
うさぎも人間と同じく乳歯から永久歯に生え変わります。
しかも生後40日という短期間に。
最大の特徴は、前歯も奥歯も一生伸び続けるということ。
切歯(前歯)は1年で10cm以上伸びるといわれており
犬歯は持っておらず、前歯と奥歯の間には大きな隙間が空いています。
前歯で食べ物を噛み切って、臼歯(奥歯)で食べ物をすり潰すのですが、
1分間に120回ほど咀嚼することで、上下の歯をこすり合わせ自分で歯を削っています。
咬み合わせが悪いと「不正咬合」という病気になりやすく、
うまく歯が削れず食欲が無くなったり、おかしな方向に伸びたりして生活に支障をきたす症状が出てきます。
実際、2代目の愛兎「こたろう」は、10歳を超えてから奥歯が不正咬合になり、
伸びた歯が頬の内側に突き刺さり、口から出血していることに気づいて慌てて病院へ駆け込んだことがありました。
切歯(前歯)は専用の器具でカットすることができますが、臼歯(奥歯)は全身麻酔での歯削りが必要となるので、
日常生活での予防が、いかに大切か痛感した記憶があります。
こたろうはしばらくの間、病院で定期的に歯を削る処置をしていましたが、
時間をかけて食生活を改善し不正咬合は完治。
その後、14才まで歯のトラブルは再発しませんでした。
では、どうすれば不正咬合を未然に防ぐことができるのか。
これはもう「規則正しい歯が削れる生活」を送ってもらうしかありません。
歯を削るのに1番良いと言われているのが牧草。
堅くて繊維質の多い「チモシー1番刈り」という種類が適していますので、
いかにたくさんチモシーを食べてもらえるかが重要になります。
私がうさぎを飼いはじめた18年前は、牧草の種類がとても少なかったのですが、
今では様々な種類の牧草をネット通販で取り寄せられる時代。
「チモシー1番刈り」を食べない子であれば、繊維質が少なくやわらかい2番刈り・3番刈りなど
好みに合った牧草を見つけてあげるのが以前に比べて容易になりました。
一生伸び続ける歯のケアをしてあげるのも飼い主としての重要な役割。
幸せなうさぎライフを長く送れるよう、毎日しっかり牧草を食べてもらってくださいね!
※一部の写真はイメージです。
ブログ:うさぎのふうた
最初から読む:犬?猫?いやいや!ペットを飼うなら「うさぎ」はいかが?/ふうたの飼い主
ふうたの飼い主
Amebaトップブロガー。ブログにてうさぎのふうたの日常をお届けしています。日本一の癒し系うさブログを目指し毎日楽しく更新中です。うさぎとは思えないふうたの豊かな表情で癒されてくださいね
※うさぎと暮らす一例として見ていただけたら幸いです。
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