良くも悪くも「自分のほうが」と必ずマウントをとりたがる従妹にモヤモヤ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:なみたん
性別:女
年齢:51
プロフィール:一人っ子の私は母方の親戚が近くに暮らしているため、従妹たちと姉妹のように育てられてきました。

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7歳年下の従妹とは、幼い頃から姉妹のように一緒に過ごしてきました。私の両親が共働きだったこともあり、預けられていた時期もあったくらいです。ピアノ教室に通っていた頃は従妹が好きな曲を練習して弾いてあげたり、リコーダーが得意だったので吹いてみせたりしたこともありました。従妹はとても器用だったので、自分もピアノを習って私と同じ曲を弾いて見せてくれたりしました。その頃は「凄いね! 上手にできるようになったね」と言って一緒に楽しんだりしていました。
そしてお互いに成人し、それぞれ結婚。それからも近くに暮らしていたので、時間が合えばご飯に出かけたりお茶を飲んだりしています。相変わらず仲は良いのですが、ちょっとだけ引っかかることが。

私が娘のことを話すと必ず従妹は「うちの子は」と話してきます。歌の発表会でピアノを弾いたと話すと「うちの子は一年のときから発表会ではいつもピアノを弾いている」と。先生のお気に入りだから必ずピアノ伴奏を任されるというのです。

運動会で初めてリレーの選手になったときも、「うちは毎年」と上をいく感じ。その頃からでしょうか、何を言っても私より上と言われることが気にかかるようになってきたのです。私は娘の話をするのが自慢するみたいで良くないのかもと思い、次第に家族の話などはしないように、当たり障りのない話をするよう気をつけるようになりました。

そんな頃、私と夫との間に離婚話が持ち上がりました。自営業だったのですが、仕事が忙しくても資金繰りが思うようにいかずイライラする夫と喧嘩の毎日。コツコツ貯めていたへそくりまでも使い切ってしまい、ストレスが溜まりまくりだった私は、従妹の前で愚痴をこぼしたのです。

すると、従妹は「うちなんてもっと大変」と話し始めました。旦那さんが楽天的過ぎて、お金を貯めるとか家を買いたいとか将来の目標を持つことがなくて頼りないとか。自分で料理をするのが好きでキッチンを勝手に使って散らかして困るとか。娘にベッタリで子どもが二人いるみたいだとか......。私にとっては「大変」の意味がちょっと違うなと思えたのですが、とにかく自分のことを話し始めると止まらないのです。

私の離婚が決まったときも、「うちだって離婚寸前」と言っていた従妹。その2年後本当に離婚してしまったのですが、その頃からはまるで不幸の自慢をしているような感じになっていきました。

食事代を節約するために作り置きをしていると話せば「うちは作り置きする食材すら買えない。実家で分けてもらっている」とか。寒いけど灯油代が高くて困るねと言えば「うちは滅多に暖房は使わない。重ね着して耐えるしかない」とか。親と同居するようになり、一戸建ては広過ぎて寒いので慣れる前に風邪をひきそうだと話したら、「うちは一戸建てだけど古くて隙間風が入って来るよ。普通の寒さじゃない。極寒って感じで夜も眠れない」とも言われました。

何を話しても「うちのほうが」と言われるのでどんな顔をしたら良いのか分かりません。それ以上に私は自分の話を受け止めてもらえていない気がして、話せば話すほどストレスが溜まるばかり。

良い自慢話も聞いていて疲れますが、悪い自慢話ばかり聞かされるのもしんどいです。長い間仲良くしてきたし従妹なので喧嘩をしたりするわけにはいきませんが、どうにかしてつきあい方を変えたいと思ってしまいます。

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