<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆめもも
性別:女
年齢:51
プロフィール:離婚して約20年娘と二人で暮らしてきました。昨年同居し始めた母との価値観の違いでストレスを抱えています。
75歳の母は、今でも週に数回働いている元気な高齢者。特に昨年同居を始めてからは、私や娘との生活が経済的にラクになるようにとそれまで以上に元気に働いています。それはありがたいことですし、いくつになっても元気に働くことができるのはうらやましいと思えるほどです。
ただ、困っているのは母の細かさ。本人も自覚があるようですが、とにかく普段使うものから食べるものまで、できるだけお金を使わないようにしていることです。
まず、残ったおかずや食べかけのご飯にかけておくラップを繰り返し何度も使うこと。トースターで使ったアルミホイルも洗剤でサッと洗って次に使います。ウェットティッシュはテーブルの汚れが小さければ水で軽く洗って絞ったらもう一度使います。
戸棚にはラップやアルミホイルの買い置きが山ほどあるのに、「まだ使える」「もったいない」と何度も繰り返し使うのです。しかも、買い置きのラップも安売り時に購入したり金融機関の窓口でもらったりしたものなので、聞いたことがないメーカーのものでしっかり貼り付かない頼りない素材のものばかり。
さらに戸棚の中で長期保管されて劣化してしまい、いざ使おうと思うと少し黄ばんで何だかきれいな気がしません。
ですので、私がキッチンを使うときには、使い回したものは黙ってゴミ箱へ捨てています。そして新たにかけておくと、母はその日からまたそれを繰り返し使うのです。このことは母は何も言っていません。私が気づいたらひたすら取り換えるようにしています。
でも、私にとって一番ストレスになっているのは、母の食べ物の買い方です。節約家の母はとにかく何でも賞味期限が近い割引き商品を買ってくるのです。スーパーで夕方になると安くなる揚げ物などの総菜から、牛乳などの乳製品、ウィンナーなど加工品まで種類を問わず「割り引きシール」が貼ってあるものをわざわざ選び、かごに入れます。
すぐに食べられるものならその日の食事のときにテーブルに並べてしまえば良いだけです。でも、その日にすべて食べられるわけではなく、でも好きだからと買って来てしまうので困るのです。
特に菓子パン。購入したうちのいくつかが割り引きされているわけではなく、すべてのパンが割り引きシール付き。どれから先に食べれば良いかと迷いますが、どれも賞味期限は翌日までということがほとんどです。私もパンは好きですが、母とは違いできるだけその日と翌日くらいまで食べるパンだけを購入し、食べ終えたら次を買いに行くというのが普通でした。でも母は一度スーパーに行ったら一週間近く行かないので、いくつもまとめて買ってくるのです。
つまり初日から賞味期限ギリギリで翌日には期限切れ。その後は当然ですが日に日にかたくなって味が落ちたものを食べることになるのです。
そして何より困るのは、それを買ってきた母があまり食べないということ。仕事に出かけるときはそれを持って行って食べてくれるのですが、週に数日くらいのもの。休みの日は友達とランチに出かけたりするので家では食べません。つまり私がすべて食べなければいけないのです。
私が食べるのだから新しいおいしいパン食べたいのに、大量に買って来られたら更に買うことなんてできません。時々なくなったときを見計らい割引シールのついていないものをいくつか買ってくると「高いのに」と一言嫌味を聞かされます。それならまず食べないのに期限の短いパンを買って来ないで、と言いたいです。
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