20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
年々、時が過ぎ行くのを早く感じるようになっているという中道あんさん。限られた時間、「何に使うのか」を考えるようになると、なんとなくしていることが「もったいないなぁ」と感じるように...。
【前回】 人との付き合いは夜から昼にシフト。60代からの人との付き合い方/中道あん
私は1日の大半を仕事に使っておりワーカーホリックぶりを自覚しています。
もう少し余裕が欲しいなと仕事のやり方を色々かえているところです。
人生100年の時代ですので60歳ならまだまだ残された時間はあるように思いますが、自分の命を考えるようになりました。
おかげ様で健康だし、好奇心もあって気持ち的には50歳のままなのですが、実際にはこの10年はあっという間でしたから。
これからの10年は更に早いように思うのです。
だって瞬く間に1日が終わり、この夏も一瞬に過ぎてしまい、年々時が経つのが早くなっています。
時間は限られているし、だから限られた時間を「何に使うのか」を考えるようになりました。
そして、それは人生を考えると同じ意味だと思うようになったのです。
すると、なんとなくスマホを見ていたり、惰性で空腹を満たしたりしていると、「あっ、もったいないなぁ」と気づくようになって「もっと良い時間の使い方がないかな? ほかにできることがあるんじゃ?」と行動を振り返るようにもなりました。
生き方の相談や夢のサポートなど、仕事がらアラフィフ世代以降の女性と話をする機会が私には多くあります。
その時、自分の時間を何のために使っていきたいのか明確にしてもらうようにしています。例えば、1日のタスクを書きだして、できたことから線を引いていく。
すると、小さな達成感を得て自己肯定感が上がり、1日を気持ちよく終えたりできます。
自己肯定感が高くなると自分を信頼できるようになり、物事を意欲的に取り組めるようになります。
それを人生という長いスパンに置きかえて考えてみる。
残りの人生で何をしたいのかをリストアップする。
私の場合を思い返してみると、自分の人生に「生き詰まり」を感じたときにノートへリストアップしていました。
つらつらと思いつくまま書いていると、自分の本心に気づくようになります。
50代から60代に突入する2022年、2023年はよく書き出していました。
少し恥ずかしいですが一部をご紹介
【残りの人生で叶えたい夢リスト】
・週3日は予定なしのスケジュール
・毎年、1冊出版できる著者になっている
・緑豊かで便利な場所に自分の家を構える
・パリに長期旅行にいく
・毎月、国内をひとり旅したい
・3軒の賃貸物件を保有している
・犬が庭で遊ぶ様子を眺めながら執筆
・永遠の50代でいたい
・「勿体ない」「贅沢」という我慢を手放す
・ふらっと海外旅行に行ける人である
・毎食「美味しい!」と感じている
・京都を庭のように知りつくしたい
・会社を設立する
・一緒に成長できるコミュニティを創る
・本をたくさん読む
という感じでノートにつらつらと書き出しています。
可能かどうかは別として、やりたいこと理想像など、小さなことから大きなことまでたくさん書き出していきます。
するとめちゃくちゃワクワクするんですよね~。
「週3日は予定なしのスケジュール」というのは起業動機でもあったにもかかわらず、現実はワーカーホリックという逆の生活になっています。
中にはすでに叶えた夢もありますが、現実化が難しいものや一生かけてやり抜くものもあります。
こうして書き出してみると「ひょっとして自分はこんなことに時間をかけたいのかも」と、自分の人生の目的を考えるようになります。
少しでも自分の時間が見えてくると有意義な時間の使い方をしようと心がけるものですし、そのためのアンテナも立ってきます。
ぜひ、一度少し時間をとってみて「自分は何に時間を使っていきたいのか」書き出してみましょう。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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