「母に再婚したいと相談されたとき、不思議な声を聞きました。父との離婚後、美人だった母に再婚を申し込む男性がたくさんいましたが、私を邪魔に思う人が多かったようで、母はすべて断っていました。そのことに、内心複雑な思いもあったのですが、その声は私の心も軽くしてくれたんです」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
私は46歳の主婦、養父は67歳の会社員、母は69歳の年金生活者です。
母は40年前に離婚、その後シングルマザーとして昼夜問わず一生懸命働いて、私を育ててくれました。
有名女優似の母はファンクラブができるほどモテる人で、いろんな男性と浮き名を流していました。
母の名誉のために言っておくと、離婚後のことですし、お付き合いした相手も独身だったので、そのこと自体は問題はありません。
さて、私は母とは全く似ておらず、一緒に歩いていても母だけ夜の仕事のスカウトを受けたり、ナンパされたりということが日常茶飯事でした。
養父と母はそんな中で出会いました。
義父は、結婚歴はありませんでしたが、母に一目惚れしてしまったようです。
その頃の母にとって、養父はまだ友人の1人でした。
当時、男性の友人は7人以上もいたそうで、「最後のモテ期だった」と言っていました。
告白をされた回数も両手では足りないほどでしたが「中学生の子どもがいる」と告げると、ほとんどの人が「子どもを元旦那さんに渡すなら結婚を前提に付き合いたい」と言われたそうで、そのたびに母は断っていました。
当然、養父に告白されたときも「いま中学生の子どもがいる」と言ったそうです。
しかし、養父の返答は、それまでの相手とはまるで違ったのです。
「会いたい。お子さんが僕のことを嫌というならあきらめるけど、僕はあなたの子どもとあなたと3人で幸せになりたいんだ」
そう言われた母は、養父の真っ直ぐな人柄に感動し、仲を深めたそうです。
そしてある日、母は「付き合ってる人がいる。あなたとも一緒に暮らしたいと言っている」と話してくれました。
私はどうすればいいのかと考え込んだところ、頭の中で突然声がしました。
漫画:にーや/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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