認知症で要介護4のお義母さん(姑)とリウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の 在宅介護をしたバニラファッジさん。今回はおばさんが「要介護5」になった時のお話しです。
前回のエピソード:事故が心配なお餅の代わりに!簡単な「やわらかおはぎ」の作り方
要介護度は1〜5まであり、要介護5というと日常生活全てにおいて介護が必要という状態です。 介護認定調査で介護度が変わった時、介護サービスの利用限度額も変わります。 その際、ケアマネージャーさんを中心に現在利用している介護サービスの見直しが行われます。
そのため、週2回のリハビリを3回にしました。
週2回の訪問入浴と週1回の清拭を、週3回の訪問入浴に変更しました。
月〜金曜日の朝8時から1時間の訪問介護(起床、トイレ、着替え、朝食)はそのまま。
日中はほとんど起きているおばさんなので、長時間の座位でも負担の少ない椅子や車椅子を用意することに。
大勢でおばさんの身体現状を共通認識するため、それが全部理解できるおばさんはだんだん居たたまれなくなってしまったようで、つい「早く死にたい」発言も飛び出しました。
みんなから励ましてもらうまでが介護サービス見直し会議(笑)
もちろん認知症がなく、自分の考えがはっきり言えるおばさんにとって身体が自由に動かないのはどんなにつらいことだったろうと想像は難くない。
しかし...
自分で自分を立て直す力があるのも、おばさんでした。 将来おばさんと同じ立場になった時、私も自分で自分を立て直す「決めゼリフ」はあるだろうか、と考えさせられました。
我が家の場合、おばさんが要介護5の状態でも在宅介護が続けられたのは、おばさんに認知症がなく、このように介護現状や金銭面の相談も一緒に話し合えたことが大きかったと思います。 そしてなによりおばさんの「姉と一緒に、この家で暮らしたい。」という気持ちがとても強かったことです。 家族も「こうなったらできるところまで在宅介護をやってみよう!」と、腹を据えたことをよく覚えています。
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