「嵐の中で誰が好き?」介護実習生の緊張を解いた共通の話題/バニラファッジ

認知症で要介護4のお義母さん(姑)とリウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の 在宅介護をしたバニラファッジさん。今回のお話は、介護実習で学生さんが我が家に訪れた時のお話です。

前回のエピソード:「私なんか早く死んだ方が...」要介護5になったおばさんの介護サービス

おばさんが清拭のサービスを利用していた頃に、学生さんの介護実習を打診されました。

施設での介護実習は受け入れ先が多いようですが、個人宅での実習は断られることが多いとのことでした。

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元幼稚園教諭だったおばさんは、若い人を育てるためなら「私が一肌脱ごう」という意識が高くて、とても素敵だなと思いました。もちろんこの返事に、介護センターの担当者さんも大喜びでした。

そして、さっそくその日がきました。

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実は、おばさんはアイドルグループ「嵐」の大ファンでした。

開口一番が「嵐」の話題で、緊張気味だった学生さんもあっという間に打ち解けた様子でした。

そして、順調におばさんの清拭サービスが始まりました。
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そんな言葉がけがさらりとできるおばさんは、さすが元幼稚園教諭という感じがしました。

その甲斐あって介護実習は、和気あいあいとしたムードの中でスムーズに終了しました。

ところが、ヘルパーさんと学生さんが帰った後...

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さっきまでイキイキとおしゃべりをしていたおばさんでしたが、すっかり意気消沈していました。

しかし、そんな時は
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嫁が言えば角が立つセリフも、お義母さんがちゃんと代弁してくれました。

その頃は、お義母さんは認知症で要介護3でしたが、元気のない妹を叱咤激励できるのも、やっぱり姉であるお義母さんでした。

こうして我が家の在宅介護は、励まし合う老姉妹とそれを見守る嫁という三角関係で長くバランスを保っていたように感じます。

 

次の記事はこちら:名付けてわっしょい大作戦!認知症のお義母さんを病院へ連れていく方法/バニラファッジ

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バニラファッジ

ブログ「7人家族の真ん中で。」管理人。夫と3人の子ども、姑と姑の妹(おばさん)の7人家族でしたが、一昨年、昨年と続けておばさん(88歳)と姑(94歳)が他界。頭はしっかりしているけど、リウマチと骨粗鬆症で車椅子生活の叔母さんと身体は丈夫だけれど認知症の姑を在宅介護した日々をあれこれ思い出しながら描いていきます。著書に『スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護: お義母さん!トイレはこっちです』『7人家族の真ん中で。』『91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます』などがある。

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