もともと食いしん坊で、食べることが大好きだった実母。
認知症になってから、食生活にいろいろと変化がありました。
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実母は認知症により味覚に変化が起こったのか、以前は毎日の日課にしていた珈琲や緑茶を「苦い」と言って飲まなくなりました。
認知症の進行予防に水分補給はとても大切なのですが、味のしない水や苦味があるお茶を飲みたがらないので、止むを得ず甘い飲み物や低脂肪の牛乳で補っていました。
一旦食事を目にすると一気に「食べるモード」にスイッチが切り替わってしまい、食事が出揃う前や席に着く前に食べ始めてしまうようになりました。息子用に冷ましておいたおかずを食べてしまって阿鼻叫喚になることもしばしば...。また、大皿によそると好きなおかずだけ際限なく食べ続けてしまうので、人数分小分けにして、食べる直前に食卓に並べるようにしました。
そして何より困ったのが...
いわゆる「異食」─。
これは認知症がだいぶ進んでから出てきた症状なのですが、食べ物じゃないものを、食べ物と認識して食べてしまう行動です。
速攻でアパートから化粧水や洗剤など口にしたらやばそうなものを片付け、ケアマネジャーさんにも異食があったことを報告。
今回は私の目の前で起こったから止められたけど、ひょっとしてアパートに一人でいる時は食べてたんじゃ...。
度重なる徘徊、弄便、異食と、近距離介護の限界が近づいてきているのを感じずにいられないワカメなのでした。
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