「お風呂は間に合ってますから」連日お風呂に入らない問題/石塚ワカメ

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と言って、昔からお風呂は2日に1回しか入らなかった実母。

前回の記事:遠く離れたお店へ行っていた母。お金を払わずに商品を開封してしまい...

"北海道は寒くて汗をかかないし夏場でも湿度が低いから毎日お風呂に入らなくてもいい"という実母の持論なので、もちろん全ての道民に当てはまるわけではありません。
高校卒業と同時に関東に出てきたあともその持論は続いていたようで、当然私も子どもの頃は毎日お風呂に入れてもらえませんでした。

そんな実母なので、割と早い時期から「お風呂」という習慣を忘れてしまったようで...。
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実母はもともとあまり体臭がない人だったのですが、数日お風呂に入っていないとさすがに臭う。常にオムツをしているので衛生的にも非常によろしくない。

どうにか説得して我が家で入れようとするも...
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気が向くとたま~~~に入ってくれるのですが、失禁もあるので実母の入浴後お湯を入れ替えないといけないし、毎日子ども達を風呂に入れるだけで大変なのに実母の入浴介助も加わるとてんやわんや。

困り果ててケアマネジャーさんに相談し、デイサービスでお風呂に入れてもらえるようお願いしたのですが、やはり「お風呂は間に合ってますから」と断られる毎日。

まあお風呂に入らなくても死ぬわけじゃないし...。いや、でもやっぱり病気になるだろう...でもこのままじゃ我が身が持たない...と悶々としているうちに、気づけば最後にお風呂に入ってからだいぶ経っているはありませんか!

再びケアマネージャーさんに泣きつき「どうにかして実母を風呂に入れてくれ!!!」とお願いしてみました。
するとその日のデイサービスで、なんと実母がお風呂に入ったと報告が!
職員さんにどんな魔法の技を使ったのかと聞くと...

実母が行っていたデイサービスでは、足腰が元気な利用者さんは大風呂で数人ずつ入浴するスタイルだったところ、特別に「実母タイム」を設けて一人で入れてくださったとのこと。さらに「娘さんとお孫さんからのお願いですから」と、家族の存在をちらつかせたところ、スムースに入ってくれるようになったそうです。家族が頼んでも入ってくれなかったのに不思議...)。
それ以降、実母はたまに拒否はしつつもデイサービスで入浴してきてくれるようになりました。

さすがプロ!!
任せてよかった!!!
家族だけでは解決できない問題は、現場のプロに相談して負担を減らしていくとよいかもしれません。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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石塚ワカメ


70年代生まれのイラストレーター。二児を育てつつ、近距離に住む実母の介護も行う、仕事・育児・介護のトリプルハードワーカー。ブログ「ワカメ絵日記」を運営。著書に「妊娠さらし絵日記(飛鳥新社)」「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」がある。

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