ある日のこと、いつも通りに姑がやって来た。
買い物をタップリと書いた紙を渡すので、私は行きたくないと言った。
当然姑は怒り出す。
けれども私は行かないと言い切った。
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『今日は何も買う予定が無いので、買い物に行きません!
お義母さんの所の買い物は、どうぞご自分で行って下さい!!』
姑は一瞬戸惑った様だったが、思い直したかの様に意地悪そうな顔に変わり
『アンタが私の言うことに逆らえる訳無いんや』
『どうしてですか!?』
『あんたは知らんやろうけど、
毎月息子に3万円お小遣いをあげてるんや。
アンタをいじめる事はなぁ。
ちゃ〜んと息子から許可貰ってんのや!!』
なんと夫は、母親から毎月3万円の小遣いを貰う事と引き換えに、姑が私を嫁イビリする事を黙認すると約束していたのだった。
つまり、私は夫の小遣い確保のいけにえだったのであった。
夫が姑に毎月3万円の小遣いを貰っていたことは、相当なショックだった。
しかし思い返してみると、夫はいつもかばってくれず、数々の事が思い当たる訳だ。
姑に
『それは、いつ頃からですか??』
と聞いた。
姑は
『○年の□月頃から!!』
と言った。
それは、入籍した半年後だった。
まず、夫が私とどうしても結婚したかったのは、確かに私を愛していたからではある。
しかし、ずっと母親から指図されてきた夫なので、親に対しての
『嫁くらいは自分で決める!!』
という反抗心も、あった。
もっといえば、そもそも夫が親と縁を切ってでも私と結婚したいと決めたのは、
私の親をアテにしていたからだ。
だから
『養子に入ってもイイです。』
なんて口走っていたのだ。
私が長女なので、私の夫として入り込み、
『長女の婿』
として大事にして貰えると思っていた様だ。
生活費の心配をする事も無く、その上長女の婿殿として大事にして貰えると思っていたので、夫としたら、まさにパラダイスを予想していた訳だ。
ところが、「娘の為に結婚式を挙げてやってくれ」と言う割には一銭の費用も出して貰えない。
次第に私の親に対して「計算違い」を意識しだした。
思えば、新婚旅行の時に、既に夫のケチは炸裂していた。
節約のため何も楽しいことをしなかった。
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夫としたら、大事な大事な娘の為なので、結婚式の費用も新婚旅行の費用も、全額私の親が出してくれると思っていたのだ。
そして、生活の援助も当然の様にして貰えると思っていた訳である。
ところが、ウチの親はそんなに甘っちょろい親ではなかった。
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