"嫁姑問題"といえば、古き良きホームドラマの代名詞。コミカルなドタバタ劇として描かれることも多い嫁姑問題ですが、実際は関係を悪化させないように神経を割いている人も多いはず。中にはお姑さんによく見られようと、自分を偽るお嫁さんもいるようです。
お姑さん相手に"いい嫁"を演じてる?
今年9月、「お姑さんには本当のありのままの自分を見せてますか? それとも演じてますか?」という質問がネット上で話題になりました。投稿者は結婚してからの10年間、お姑さんに嫌われないよう"いい嫁"を演じてきたという女性。しかし最近は演じることに疲れて、素でいる割合が増えたと明かしています。
これにはネット上で「わかる... ずっと猫を被ってるのに耐えきれなくてお姑さんの前でも素です」「昔は演じてたけど、一度演じることを辞めたら楽になった」「最初は頑張ったけど、8年も経った今は素です。いい嫁って思われなくてもいいし、その方が仲良くやっていける気がする」といった声が。しかし中には「義実家の家族の前では私は女優です」「礼儀という面である程度猫は被ってる」「一度素を出して嫌な顔されてから、完璧に演じてます」という人も多いよう。
13%が嫁姑問題を経験してる?
家族によって異なる嫁姑の関係ですが、実際に今どきの嫁姑はどのような関係を築いているのでしょうか。住宅・不動産専門サイト「オウチーノ」が2015年に実施した調査によると、13%の女性が嫁姑問題を経験していると回答。さらに同居していたり簡単に行き来できる距離に住んでいるほど、嫁姑問題が起こりやすいという結果も明らかになりました。
嫁姑問題の内容としては「やることなすこと何でも文句をつける」「毎日の食事やたばこなどについて口出ししてくる」など、お姑さんの過干渉が問題になることが多いよう。また「味の好みや生活スタイル、衛生観念などが合わない」「いつも否定される」「子どもの教育方針にとんちんかんな口出しをされる」「私に対するイヤミを、わざと私に聞こえるようにまだ言葉の分からない息子に言われた」といった意見も。
しかし同アンケートからは、約9割の人が嫁姑問題を経験していないという結果も判明。ネット上でも「うちは普通にお義母さんと2人で買い物行ったり関係は良好だと思う」「子どもの面倒見てもらうこともあるし、実の母親と同じような感じ」「ある程度気は使ってるけど、トラブルもなく丁度いい距離感を保ててる」と、良好な関係を築いている嫁姑は少なくないようです。
嫁姑の関係は本人たち次第で変わるもの。お互いに一番過ごしやすく、楽な関係を見つけられるといいですよね。
文/藤江由美