<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女
年齢:48
プロフィール:少し遠くのパンケーキ専門店を雑誌で探すのが好き。実際に行ける日を夢見て小銭を貯めています。
我が家は夫(50歳)、私(48歳)、長男(17歳)、長女(15歳)の4人家族です。
2021年春に高校1年生になった長女の話です。
無事に念願の第一志望校に合格しましたが、受験勉強中はかなりのストレスだったのか夜食や間食の回数が激増し、1年間で体重が5キロも増えてしまいました。
もともとぽっちゃりしていることが悩みの娘でしたが、制服が可愛く着こなせないということで受験が終わるとすぐにダイエットを開始。
急に、炭水化物は太るからと言っておかずだけを食べるようになりました。
お米やパン、麺類はおろか芋類、甘いものも一切口をつけず、肉だけ食べたいから肉だけを毎食出してくれと言います。
さらに野菜はあまり好きじゃないため工夫して作ってもあまり手をつけず、肉だけをひたすら食べ続けるのです。
鶏肉を中心に豚肉や牛肉を1日に1キロ以上食べています。
本人によると、脂質は太らないが炭水化物は太るので徹底的に排除したいのだとか。
炭水化物を食べない、または減らすダイエットをローカーボダイエットと言うらしく、炭水化物以外は何の制限もありません。
運動もしなくていいし、食べる量自体を減らさなくてもいいそうです。
うちの娘がこのダイエットを始めたきっかけは、好きな芸能人がローカーボをやっていると聞いたことからでした。
ローカーボの実践者は、ほぼ炭水化物を食べないストイックな人たちと、少し炭水化物を食べて、食べる量そのもを減らす人たちに分かれるようです。
娘は早く体重を減らしたいと言ってストイックな方を選択し、ほぼ炭水化物をとらない食生活を始めました。
炭水化物をあまり含まないものには肉類や魚類、卵や乳製品、ナッツ、野菜(芋や根菜を除く)、海藻などがありますが、娘はこのうち肉類ばかりを好んで食べます。
それ以外はたまに卵やヨーグルトを食べる程度です。
娘の好きな野菜はジャガイモとニンジンなのですが、両方とも糖質が高いようで今は食べていません。
確かに炭水化物は太るものも多いですが、タンパク質だけを食べていいものか...。
親としてはまず娘の健康が一番心配です。
農耕民族の日本人が肉ばかり食べて体を壊さないのか...いつか病気になってしまうんじゃないかってそればかりが頭をよぎります。
そしてさらに、毎日肉ばかり消費するので家計にも大きなダメージになっています。
炭水化物(主にお米)も食べていた時に比べ、食費が2倍近くに増加。
買い物に行くとカゴは肉だらけですし、冷蔵庫や冷凍庫も肉で埋め尽くされているので、私にも精神的なストレスになっています。
メニューを考えるのも大変で、いくら肉料理でも糖質の高い調味料は使えません。
砂糖を入れられないので、家族みんなが好きなテリヤキチキンはあまり食卓に上がらなくなりました。
また、他の家族のリクエストもあるので、娘の分だけ別メニューで考えなくてはならない日も増えています。
娘には何度もやめるように言っているのですが「痩せてるし体調もいいのに! 邪魔しないでよ」と反発するばかり。
実際に1週間で1キロも痩せたようで、毎日ルンルンで体重計に乗っています。
あれだけ食べて本当に痩せるのかと私も信じられません。
ローカーボダイエットって本当に安全なのか、思春期の子どもが実践しても問題ないものなのか、親としてこれだけは気になるところです。
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