<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近実家の耐震強度が気になっています。
私は52歳になるの兼業主婦です。
一つ年上の旦那には妹(50歳)がいます。
義妹は数年前に40代で結婚しました。
義妹の旦那さんも同じぐらいの年頃の方で、私の旦那曰く「子どものことは考えずに、夫婦2人でのんびり生活していくそうだよ」とのことでした。
私は何より義妹が幸せそうだったので、そう考えて一緒に生活してくれる方と出会えて本当によかったなと思っていました。
そんな義妹夫婦は結婚後、市街地から少し離れた場所の中古物件を購入しました。
いわゆる古民家という感じの物件で「夫婦でゆったりした暮らしがしたいので」という義妹夫婦らしい理由でした。
ただ、今後ずっと暮らすのであればやはり耐震も気になるところなので、義妹夫婦は耐震対策をすることにしたそうです。
購入の際にお世話になった不動産屋に紹介してもらった工務店に、耐震も兼ねたリフォームをお願いしていました。
数カ月後、ようやく引き渡しになり引越しが出来ると喜んでいた義夫婦。
私たち夫婦も、新築ではないけどお祝いはしないとね、何を贈ろうか話していたのですが、私たちがお呼ばれされる前に事件は起きました。
なんと、購入費とは別に耐震リフォームに800万ほどかけたにもかかわらず、耐震診断が不合格となったそうなのです。
義妹の旦那さんの友人が建築士をしている方で、たまたま引き渡し前に家の工事の様子を見に行った時に「おかしい」と気づかれたそうです。
義妹の話によると、建築士さんは床を歩いてまずギシギシと音がする部分があることに気づいたそうです。
その後持っていたペットボトル飲料を床に置き、中の水分が揺れるのを確認したのだとか。
「あまりにも振動に弱そうなので耐震補強がしっかり出来ていないのでは?」
そう指摘された義妹の旦那さんは耐震診断を行ってもらい、不合格の知らせを受けたのです。
結果的にはその友人の建築士さんからの正式な意見書と、耐震診断の結果をもって、施工を行った工務店に耐震補強に追加工事費用を請求出来ました。
もし、その建築士の方が引渡し前に義妹夫婦の家をのぞいていなければ、義妹夫婦は名ばかりの手抜き耐震リフォームされた物件に、何も知らずに住むところでした。
現在は他のしっかりとした工務店さんにお願いして、きちんと耐震リフォームされた家で義妹夫婦は仲良くくらしています。
家を建てる時もリフォームの時も、きちんとした第三者に見てもらうのも必要なことなのかもしれないと思った出来事でした。
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