こんにちは。認知症で要介護4のお義母さん(姑)とリウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の在宅介護を経験した嫁のバニラファッジです。
今回のお話は、若い頃にファッションデザイナーを夢見たことのあるお義母さんが 認知症の進行とともに、大好きだった洋服への愛着が変化していった時の様子をお話です。
前回のエピソード:「救急車を呼んでください!」家政婦さんが目を離した間におばさんが...
お義母さんは服飾学校を卒業しています。 結婚後いろいろあって、息子を連れて実家に戻ってきましたが、その後はしばらく自宅で洋裁教室をしていたそうです。
昔から洋服をデザインするのも作るのもとても得意でした。おばさんの話では、今、家にある服の50着くらいはお義母さんの自作で、戦前に作ったものも合わせれば、100着は作ったと言います。
ところ...が
服に並々ならぬこだわりを持っていたお義母さんが 嫁のお下がりをおねだりするようになってきました。 少し破れていようが、色が落ちていようがなんでもいい、とかき集め ついには、こんな格好で部屋をウロウロするようになりました。
着ている服には、「もったいない」とか「楽だから」というお義母さんなりの 理由がありましたが、その仕上がりはとても異様でした。
「ああ言えば、こう言う」で、お義母さんの変な格好は続きました。
その後、お義母さんの服に対する異様な執着はますますエスカレートし 家族もこれは「認知症」の症状のひとつかもしれないと感じ始めました。
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