日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「自身の病気が相次ぎ、周りの友人も亡くなり、生きる意味に悩む」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
病気が相次ぎ友人もおらずこれからどうすれば
定年退職後、元の会社でアルバイトをしているとき、64歳で口腔がんに、68歳で加齢黄斑変性で左目を失明と続けて病気に襲われた。
65kgあった体重は55kgまで落ちた。
少し体を動かすとあっちこっちの筋肉が痛む、来年で70歳になる事務職上がりの私には、求める職がない。
元いた職場の友人も何人かこの世を去り、残る友人もいまは音信不通となった。
先日から断捨離も始めたが、なんのために今後生きていくのか?と悩む日々が続いています。
何か良い方法があれば教えてほしいと思います。
埼玉県 M・Mさん(69歳)
【おこたえ】
自分のイメージを新しくして"粋な人"に
年齢を重ね、ご病気をされながらも気力充実。
「働きたい」とお考えになる相談者さんは、大変にご立派で尊敬いたします。
ただ"セルフイメージの問題"にとらわれていらっしゃるようです。
セルフイメージは、心理学でいう"自分が考える自身の姿"のこと。
ご自分ではまだまだやれる、という気持ちがあるだけに、現在は悔しい思いをされているかもしれません。
しかしここは、気力、体力があるいまだからこそ「変身」に挑戦してはいかがでしょう。
セルフイメージを変え、新しい自分を創り出すのです。
ではどう変身したらいいか。
おすすめしたいのは"粋な人"です。
歳相応でも少しおしゃれな服を着て、いつも穏やか。
俳句や陶芸、そば打ちなど新しい趣味を始めるのもいいでしょう。
仕事は無理せず、可能ならボランティアもやってみる。
粋な人になることで、自然と人とのふれあいも増え、新しい友人にも出会えるかも。
●亜門虹彦さん(心理アナリスト)
※記事に使用している画像はイメージです。
おすすめ記事:1日2回、90歳の義母が「不機嫌」に。生活パターンが違うのに、どうすれば...?/お悩み相談
おすすめ記事:娘2人は結婚し、跡取りのいない私たち60代夫婦の「墓じまい」をどうすれば.../お悩み相談
おすすめ記事:50~60代が中心の、女性ばかりの職場に漂う「不機嫌オーラ」がしんどいです.../お悩み相談
おすすめ記事:意見が合わず、会話も楽しくない夫とのすれ違いの日々.../お悩み相談
おすすめ記事:私は義母と夫の同時通訳!? 義母が元気なうちに折り合いの悪い夫と関係を改善してほしい/お悩み相談