日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「老後の住まい、暮らし方を考えたいがどう進めればいいのか...」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
老後の暮らしそろそろ本気で考えたいです
年齢的なものがあるのでしょうか。
『日本看取り士会』など、老後についての記事が目に付くようになってきました。
いまから老後の住まい、暮らし方を考えたいのですが、まだぼんやりしています。
頼れる施設などもどう調べていけば良いか、アドバイスをいただきたいです。
埼玉県 ハーブ姫(73歳)
【おこたえ】
自分の老後をまずイメージして描いてみる
先輩面づらしてごめんなさい。
70歳は、老後の住まいを考え始めるにはちょうどよい年齢だと思います。
いまから情報収集するのはとてもいいこと。
でもその前に、「自分の最期はどこで迎えたいか」を決めることが先決です。
そして、予算です。
年金が少ないのに、すてきな有料老人ホームの情報を集めても意味がないでしょ。
最期は自宅か施設か。
ここが原点です。
施設なら、何歳で入居したいか、どんな身体状況になったら入居したいかを考える。
60代と70代になってからでは考え方が変わってきますよ。
実は、最期は自宅と決めていた私ですが、身体に自信がなくなったら無理かなと...。
"ああ、長生きしたくない"というのが本音です。
でも諦めも必要かなと。
あなたにおすすめしたいのが、自分の経済に見合った老後を絵にすることです。
私はそうしています。
コロナ禍で老後の絵はもう30枚ぐらいになるかしら。
絵にすると自分の考えが整理できるので、いいですよ。
がんばってね。
●松原惇子さん(ノンフィクション作家)
※記事に使用している画像はイメージです。
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