【断捨離】やましたひでこさん提唱! スッキリした部屋を保つための「やめる生活習慣7」

(1)判断を先延ばしにしない
家をきれいにするには片づけ→整頓→クリーニングの3ステップがありますが、最初に取り組むべきなのは片づけ。

つまり不要なモノをなくすことです。

そのためには判断が必要ですが、毎日の生活習慣の中ですぐに判断できるくせをつけるようにします。

例えば、帰宅してポストを見たら、あきらかに要らない郵便物はその場で判断し、破いて捨てます。

服は着替えるときに「外に出かけて行きたくなる服か」と考え、着たくないと決めたら、友人にあげたりしてなるべく早く処分します。

判断して実行するくせを意識しておけば、身につきます。

判断するときは、そのモノが使えるか、他人からどう思われるかというような「モノ軸」「他人軸」ではなく、今の自分との関係性を考えた「自分軸」を基本にします。

モノは使ってこそ生きます。

ただ置いてあるだけのモノは、モノとはいえません。

本当に要るのか要らないのか、自分によく問うた上で、早く答えが出るように意識します。

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大事な食器今の自分に必要ないなら捨てると判断し、必要とする人に回すなどして処分。

(2)分類してから捨てない
分類とはこれは使うモノ、これは使えるけれども使わないモノなどと分けること。

それより先にまず絶対に使えないモノであるかを判断するくせをつけます。

例えば壊れているモノ、賞味期限を過ぎているモノ、部品が欠けているモノなど。

その判断がすぐにできて捨てられるようになったら分類し、使えるけど使わないモノは処分します。

さらに慣れてきたら、その中から使うけれども使いたいと思わないモノを選択して処分し、最終的には本当にお気に入りだけを残します。

思い出の品などハードルの高いものは後回しにして、とりあえず捨てやすい身近なモノから始めるのがおすすめです。

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ちゃごちゃの引き出しの整理。まずは分類せず、使えないモノを捨てることから。

(3)使い終わったらそのままにしない
トイレは使い終わったらふたを閉めておく。

何気ない行動ですが、使い終わったらすぐに元の状態に戻す訓練になります。

こうすれば見た目がスッキリし、流す前に閉めれば雑菌も周りに飛び散りません。

洗面所の化粧品のボトルは出しっ放しにしないで、使ったらその都度戻します。

そのちょっとした行為をいつも続けると、しだいにほかのことでも元に戻すくせがつきます。

例えば、外から帰ってきたらバッグを床に置こうとせず、その手でクローゼットまで持って行く。

洋服を着替えてハンガーに掛けて戻す。

ごく当たり前のことに思えますが、その積み重ねが今やるくせをつけることになります。

1日の終わりにテーブルの上をすべて片づけ、何もない状態にしておく、キッチンの洗いカゴだけは絶対に空の状態にしておく、など自分なりのルールを作り、習慣づけるのもいいでしょう。

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衛生面からもトイレのふたは閉めておくくせをつけて。
洗面所に置くのも最低限のモノだけに。

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

一般社団法人 断捨離(R️)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常生活の片づけに落とし込み、提唱する。著作・監修を含めた関連書籍は国内外でミリオンセラーに。

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