やましたひでこさんがキッチンの断捨離を指南!「捨てると決めたらなるべく早く手放して」

調理道具や食材、調理家電に保存容器など、多くのモノであふれかえりがちなキッチン。でも、スッキリとした空間のほうが、日々のごはん作りもはかどります。今回は、「断捨離」の提唱者やましたひでこさんに、「キッチンの断捨離のコツ」をお聞きしました。

【前回】やましたひでこさんが断捨離を指南!「食器の適正数を知る」

引き出しは取り出しやすく、しまいやすいように

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全てを最低限に絞ったやましたさんのキッチンの引き出し。収納量は全体の5割以下。モノが迷子になって探す心配がないゆとりある収納。何が必要か不要かを常にチェックし、モノは入れ替わることもある。

キッチンの引き出しは、いつの間にかキッチン道具で占領されることが多いようです。

気が付くと計量スプーンやキッチンばさみなど、同じモノが何個かあることも。

引き出しは取り出しやすく、しまいやすいことが大前提。

モノをスムーズに動かせる、広々とした空間を作ることを優先しましょう。

まず取り出して全体量をチェック。

欠けていたり、ほとんど使っていないモノは処分して、よく使うモノだけを残します。

何個もあるモノは一つに絞ります。

キッチン道具は引き出しごとに同じようなジャンルでまとめるのが上手にしまうコツです。

鍋やフライパンも調理するときに取り出しやすい、ガス台やシンク下などの引き出しに入れ、よく使うモノ以外は処分を。

鍋などは家族の人数の変化に応じてサイズの見直しが必要かもしれません。

引き出しなどの見えない収納は7割に、ガラスの食器棚などの見える収納は5割に、棚の上など見せる収納は1割におさめるのが断捨離のルールです。

その割合は使いやすい動線が確保できるとともに、美しい収納にしてくれます。

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《冷蔵庫は1段空ける》

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どこに何があるかパッと分かり、ワンタッチ、ワンアクションで取り出したりしまったりできるのが使いやすい冷蔵庫。スペースを十分に保つため、詰め過ぎないこと。1段空けて、作ったサラダなどの料理をいったんしまえるスペースを確保しておくと便利で良い。

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

断捨離(R)提唱者。一般財団法人断捨離(R)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の片付けに落とし込み、提唱する。著作はアジア・欧州圏を含め、国内外累計700万部超のミリオンセラーを記録。

この記事は『毎日が発見』2023年4月号に掲載の情報です。
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