家事が雑になったり、面倒くささを感じたときは、今までのやり方を見直すタイミング。ムダを省いて快適に暮らすヒントを、家事アドバイザーの山﨑美津江さんに伺いました。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年2月号に掲載の情報です。
無理、ムダを手放してラク家事にチェンジ
昔は軽々とこなせていた家事が、だんだん負担に感じるこの頃。
でも「無理して頑張る必要はありません」と山﨑美津江さん。
「慣れたやり方を変える気力はなかなかわかないものですが、一度立ち止まってみると、不便の元凶になっている無理やムダに気付くはず。それらを手放すことで家事に向き合う気持ちが変わり、ラクに暮らせるようになります」
まずは困りごとを一つ一つあぶりだし、自分がどうしたいのかをよく考えることが大切。
また、家事の手順ややり方、配置などをじっくり考えることは、脳活にもつながるといいます。
「面倒だからといって全部やめてしまうと、私たちの世代は本当に衰えちゃう。だから、頭と手は動かしましょう。私は健康オタクですが、家事も健康管理と同じ。自分に合うことを取り入れ、合わなくなったら更新。その繰り返しが、よりよい暮らしにつながると思います」
山﨑さんの"しない"心構え
「ムダなこと」はしない
「無理すること」はしない
「迷うこと」はしない
しない掃除
掃除機を出すのがおっくう
→取り回しにくい掃除機は使わずコードレスやモップを活用
長年愛用している掃除機は、マキタの業務用ハンディタイプ。「吸引力が高く、コードレスで軽い。出し入れがおっくうになりません」。掃除機がけは週2回。74m²が5分で終わります。
手軽なモップも併用
音が静かで充電いらずのフロアモップは、朝の掃除に使用。使い捨てシートのかわりに切った古タオルをはさむと、ほこりがよく取れて経済的。