栄養が豊富なことから〝野菜の王様〞とも呼ばれる「ブロッコリー」。その栄養を損なわず、まるごといただくレシピをお届けします。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年4月号に掲載の情報です。
ブロッコリーはココがすごい!
・免疫力アップに役立つβ-カロテン、ビタミンを含有
・ブロッコリー100gで、ビタミンCの1日分の推奨摂取量がまかなえる
・カルシウムを含み、その骨への沈着を促すたんぱく質を活性化するビタミンKも含有
花粉症予防や便秘改善、抗酸化作用にも期待大
ビタミンCの含有量がレモン果汁の2.8倍と、野菜の中でもトップクラスの「ブロッコリー」。
β(ベータ)‒カロテン、ビタミンE、葉酸なども豊富に含み、美肌や骨の健康、抗ストレスに役立つほか、免疫力アップにも期待大。
「日々の食卓に栄養豊富なブロッコリーをプラスし、不足しがちな栄養素の補給に役立てたいですね」と、管理栄養士の成澤さん。
「調理方法を工夫することで栄養素の流出を少なくし、効率よく摂取できます。鮮度が落ちると味も栄養素も減少するので、新鮮なものを選び、早めに調理しましょう」
茎までまるごといただいて、健康づくりに役立ててみませんか?
2026年度に、農林水産省が選定する「指定野菜」に加わります
「指定野菜」とは、消費量が多く、国民生活上の重要性が高いものとして位置付ける制度です。指定されることで、価格・流通が安定。今まで以上に手に入りやすくなることが予想されます。
「ブロッコリー」の健康レシピ
<栄養まるごと!>
ブロッコリーのオイル蒸し
1人分(1/6量)35kcal/塩分0.2g
短時間で蒸し上げることで、水溶性ビタミンの流出を抑えるヘルシーレシピ。オリーブ油を加えることで、脂溶性であるβ-カロテンやビタミンKの吸収率もアップします。
材料(作りやすい分量)
ブロッコリー...1個
オリーブ油...大さじ1
塩...小さじ1/5
水...大さじ2〜3
作り方
(1)ブロッコリーは洗って小房に分ける。茎を入れる場合は、皮をむいて(下記参照)ひと口大に切る。
(2)フライパンに全ての材料を入れ、中火にかける。沸騰してきたらフタをし、弱めの中火で3分加熱する。