「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「選ぶカードでこんなに違う!「新幹線チケット購入」で使いたい、相性のいいクレジットカードは?/節約ハック(23)」はこちら。
固定費の代表格「車」を持たずにカーシェアリングで節約する
節約の効果を実感するためには、毎月かかる「固定費」を削るのがいちばんです。固定費の代表格で、かなり多くの割合を占めているのが、車ではないでしょうか。
車を買うと定期的にかかる費用がいくつもあります。
ガソリン代、自動車保険、車検、自動車税。ざっと思いつく限りでもこれだけ出てきます。車を買うだけでも莫大な費用がかかるのに、これらの費用が定期的にかかることを思うとぞっとします。もし私が車を持っていたら、経済的な自由は確実に奪われて、人生の選択肢も減っていたでしょう。
田舎に住んでいて、交通の不便な方は車がないと生活に困ると思います。しかし、都市に住んでいると車が必要な場面はほとんどありません。
都市に暮らしている方は、車にかかる年間費用、月間費用を一度計算してみてください。そして、本当に生活に車が必要なのかを考えてみてください。
車を持たない暮らしにすれば、それだけで年間数十万から百万円ぐらいお金が増えているのと同じになります。その浮いたお金で自己投資やインデックス投資などの金融投資をすれば、もっと豊かに暮らせると思います。
しかし、都市に暮らしていても、車がどうしても必要になることもあります。例えば、
・子どもの送り迎え
・普段行かない場所だったり、交通の不便なところに行かないといけない場合
・ちょっとドライブで気分転換したい
などです。わが家の場合は、子どもが大きくなった時に送り迎えをどうしようかと今から悩んでいます。確かに車はあると便利ですが、コストがかかりすぎるのが難点です。
そこで出てくるのが、タイトルにもあった「カーシェアリング」です。
カーシェアリングとは1台の車を複数人で共同利用する方法です。使いたい時に使うことができ、維持コストはゼロではありませんが、個人で車を所有することを考えると劇的に節約できます。
残念なことに、カーシェアリングという考え方はまだ首都圏などの大都市圏だけにしかサービスが広まっていないようです。
カーシェアリングはエコにもつながるので、環境にやさしいのも魅力です。これから全国にカーシェアリングの考え方が浸透することを期待しています。