「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「年齢に関係なく誰でも利用できる「青春18きっぷ」。ムダにしないための賢い使い方/節約ハック(17)」はこちら。
JRの回数券は「クレジットカードで買う」のがベスト
JRの交通費を安くするのに使えるのが回数券です。名称や内容は少し異なりますが、全国のJR各社で発行されています。
普通の回数券は、10枚分の値段で11枚の切符が手に入ります。割引率を計算してみると、このようになります。
●1(運賃が浮く分)÷11(合計枚数)=9.1%
つまり、回数券を使い切ると、9.1%お得になります。
東京−横浜間を例にして、回数券を買ったときにどれぐらいお得になるか計算してみましょう。ちなみに、普通運賃は470円かかります。
この区間の回数券を買うと、470×10で4700円です。切符は11枚分ですから、1回の運賃は427円。普通に切符を買うよりも1回あたり40円以上節約することができました。
ただし、あくまで使い切ることが前提です。有効期限の3カ月以内に使い切れなければ、買わないようにしてくださいね。
回数券は、いつも切符を買っている駅の券売機やJR東日本のみどりの窓口、びゅうプラザで購入できます。このとき、より安くしたいのであれば、クレジットカードを使いましょう。
クレジットカードは普段お使いのものでもいいですが、ビューカード系を使うのがおすすめです。ルミネカードやビックカメラSuicaカードなどのビューカードで回数券を買えば、ポイント還元率が1.5%になります。
回数券は特急電車にもあります。普通の回数券と同じように、みどりの窓口や券売機で購入できます。新宿から甲府・松本方面に向かう特急あずさ・かいじ・スーパーあずさだと、かなり節約になります。この差額の大きさは私には衝撃でした。
さらに、運賃を少しでも節約したいという方におすすめの方法があります。
2014年から、SuicaやPASMOなどのICカードを利用した時と、普通に切符を買った時の運賃に差が出るようになりました。料金が、切符は10円単位、SuicaやPASMOの場合は1円単位で販売するようになったのです。比べてみると、ほとんどの区間でICカードを利用したほうが安くなります。
こうした小さな積み重ねを意識しておくことが大事ですよ。
次の記事「「時は金なり」!新幹線切符を買うならみどりの窓口よりも空いている自動券売機で!/節約ハック(19)」はこちら。