「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
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年齢に関係なく誰でも利用できる「青春18きっぷ」
「青春18きっぷ」をご存じでしょうか? 基本的にはJRの普通電車(特急・新幹線を除く)に、1日乗り放題になるお得な切符です。
名前が「青春18きっぷ」なので本来は学生向けなのでしょうが、年齢に関係なく誰でも利用できます。
「青春18きっぷ」は年に3回、春・夏・冬に発売されます。
きっぷの発売期間ならびに利用可能期間は年によって異なりますが、2018年は次の通りです。
春季:発売2月20日~3月31日(40日間) 利用3月1日~4月10日(41日間)
夏季:発売7月1日~8月31日(62日間) 利用7月20日~9月10日(53日間)
冬季:発売12月1日~12月31日(31日間) 利用12月10日~2019年1月10日(32日間)
料金は1万1850円で、5回分セットで販売されています。1回使うと日付が変わるまではどこまで乗っても同じ料金です。1日当たり2370円ですから格安ですね。
また、「青春18きっぷ」のいいところは、他の人と同時に使える点です。2人でいっしょに「青春18きっぷ」の旅をする場合は、1日あたり2回分使うことになります。
私も妻といっしょに「青春18きっぷ」で出かけるときは、往復で4回分(2人×2回分)使うという方法で、交通費を節約していました。
「青春18きっぷ」を購入するにはいくつかの方法があります。
(1)JRみどりの窓口、駅の指定席券売機、一部の旅行会社などで購入する
クレジットカードで購入するとポイントが貯まる分だけ節約になります。高い還元率のカードで一括払いすれば、その分だけ安く買えたのと同じですね。
(2)チケットショップ(金券ショップ)で購入する
チケットショップでは、ほぼ必ず、定価よりも安く売られています。ただし、注意点があります。「青春18きっぷ」はバラ売りされていることが多いのですが、チケットショップで買う場合にも基本的に「5回分セット」のものを買うようにすることです。そうでないと、1回あたりの単価が2370円より高くなります。5回分も使わないのに、損じゃないか! と思われるでしょうが、残った時はその回数分をチケットショップに売却してしまえばいいのです。
「青春18きっぷ」をムダにしないための扱い方のコツ
金券ショップで「青春18きっぷ」を買うときのメリットは、1~5回分までそれぞれ揃っていることです。1~4回分の「青春18きっぷ」は、前の人が既に利用した残りの分になりますが、使用にあたっては何の問題もありません。むしろ必要な日数分だけ購入できるので、5回分を買うよりもかえってお得になるように感じますね。
使わなくなった「青春18きっぷ」は、有効期限内であれば金券ショップで売ることができるので、使わないのに持っていても損になりますから手放すのでしょう。
私が実際に買い取ってもらったときの手順はこんな感じでした。
1. 店員さんに買取を依頼する
2. 買取依頼の紙に必要事項を記入する
3. 身分証明書を提示する
4. 現金を受け取る
5. 記入した買取依頼の紙のコピーをもらう
最後のコピーは、金券ショップによってはもらえないこともあるかと思いますので、確認してみましょう。
「青春18きっぷ」を金券ショップを利用して安くするいちばんの方法は、
1. 5回分の「青春18きっぷ」を金券ショップで買う
2. 必要な回数分を早めに使う
3. 残った分は金券ショップなどで早めに売る
コツは5回分の「青春18きっぷ」を買うことと、残った分を売ることです。
金券ショップで5回分の「青春18きっぷ」を買うと、定価よりも安く販売されているため、1回あたりの料金が安くなります。また、金券ショップでは、回数が少ないほど「使い勝手がいい」と重宝されるため、全くの未使用よりも1~4回分のほうが高く買い取ってもらえる傾向があります。私も過去に「青春18きっぷ」の残りを思いのほか高く買い取ってもらいました。
また、売るときは金券ショップではなく、ヤフオクなどに出品するのもおすすめです。発送の手間などはありますが、オークション形式で出品すると、よほどの値段で出さない限りは確実に売れます。フリマアプリで出品するのもいいですね。
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