なすを食べる
交感神経を抑制して血圧を改善
なすに含まれるコリンエステルという成分には、交感神経の過剰な働きを抑制して血圧を下げる効果があることが分かっています。コリンエステルを効率よく摂るには、加熱調理して食べましょう。
<なすの減塩みそ炒め>
1人分97kcal/塩分0.8g
材料(2人分)
なす...2本(160g)
ごま油...大さじ1
(A)だし汁...大さじ2
(A)みそ...小さじ2
(A)みりん...小さじ2
白すりごま...適量
作り方
(1)なすは乱切りにする。
(2)フライパンにごま油を熱し、なすを炒める。軽く焼き色がついたら(A)を加え、汁けがなくなるまで炒める。
(3)器に盛って白すりごまを振る。
<減塩のコツ>
だしの旨味、油のコクを活用することで、味が濃くなりがちなみそ炒めも減塩できます。
季節の果物を食べる
カリウムを補って塩出し力を高める
「カリウム不足を補うには、果物がそのまま食べられて手軽です。1日に食べる量は、拳の大きさ2つ分程度。カロリーはありますので、食べ過ぎには注意をしましょう。ただし、腎臓病の方は医師と相談してください」(久代先生)
いまの時期なら、柑橘類やキウイフルーツがおすすめ。また、バナナはカリウムが豊富なフルーツの代表。通年食べられるのも魅力です。
他にもある減塩のコツ
酢やレモンを活用
酸味には塩けを引き立たせる効果が。少ない調味料でも味が引き締まりおいしく感じられます。
肉のドリップは拭き取る
肉はペーパータオルで押さえてドリップを拭くことで、味がしっかりつきやすくなります。
調味料はかける→少量つける
しょうゆやソースは食材全体にかけるのではなく、少量つけて食べることで使い過ぎを防げます。
構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/米山典子 イラスト/カトウミナエ レシピ制作・調理/成澤文子