「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか？節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」（松本博樹／KADOKAWA）からの抜粋です。
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節約を長く続けているのは「自分の好きなことにお金を使う」ため
節約という言葉を聞くと、まず頭に浮かんでくるのが「貯金」という言葉ではないでしょうか。私の場合は収入がゼロの状態から節約生活を始めたので、「少しでも貯金を増やしたい」「減らさないように」と思っていました。節約生活をしないと大変なことになるのがわかっていたんですよね。
その後、節約生活を長く続けていくうちに、「自分は何のために節約を続けているのだろう」と考えるようになりました。そして気付いたのが、「私は別に貯金するために節約しているわけではない」ということです。
私が節約しているのは、「自分自身で使うお金をコントロールしたい」という思いからです。もっとわかりやすく言うと、「好きなことだけにお金を使いたい」から。
自分の興味がないこと、自分のポリシーに反することには、それがどんなに良かったとしても１円も使いたくありません。あくまでも快適に生活していくための節約なのです。
そのため、使わない項目は支出がゼロ円になるので、自然と節約できます。
節約ができるようになれば、節約できた分だけ収入が増えたのと同じことなので、自由に使えるお金が増えます。
一般的に、お金の使い道は、「消費」「浪費」「投資」の３種類にわかれます。
このうち、投資に２割かけられれば上出来みたいな風潮があると思いますが、私の場合は少なくとも90％以上は投資にお金を使っています。
これは私のようなタイプならでは、つまりは自分の生活のすべてを仕事にしているので、何にお金を使おうが全部投資になるのです。
直接的な仕事に関しては、相当なお金を使っています。おそらく、普通の人の５～10倍ぐらいは使っているでしょう。でも、普段の生活に関しては、普通の人の５分の１～10分の１ぐらいしかお金を使っていないと思います。
消費になるであろう食事も、私にとっては投資の１つです。自分の体が資本なので、余計なことをして体を壊すわけにはいきません。普段は健康を意識して食材にもこだわって選んでいます。酒は一切飲みませんし興味もありません。もちろんタバコも吸いません。
私は、お金の使い方を自分でコントロールできるようになったことで、ムダ使いが減りました。その分、使えるお金が増えました。お金を稼がなければならない、という精神的な負担が減ったのも、節約のメリットだと感じています。
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