「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
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失敗経験から学んだ「お酒を飲まないほうがいい」これだけの理由
私は全くお酒を飲みません。イベントの懇親会や、だれかといっしょに夜、食事に行くときもありますが、そこでも一切お酒を飲まずに過ごし続けています。
今ではさほど珍しいことでもないのでしょうが、私が社会人になった2006年頃は違います。お酒を飲まない人がまだ少数派だったので、不思議がられることもありました。きっと、面倒くさい人と思われていたでしょう。
そんな飲まない私ですが、過去に一度だけ、お酒を飲んだことがあります。まだ20歳になって間もなかった頃の話です。最初はそれがお酒であることに気付かず飲んでいたのですが、あとでお酒だとわかり、しばらくして気分が悪くなってきました。体調が悪くなるにつれて態度も悪くなったようで、周りにも迷惑をかけてしまいました。
その出来事があって以来、お酒を飲んでいません。自分としては、お酒を飲んで体調を崩してしまうと、その後の生活に支障が出るのが許せないのです。
慣れれば変わるのかもしれませんが、わざわざお酒に慣れるメリットがわかりませんでした。収入がほぼゼロだった時代もありましたから、お酒を飲まない人間で良かったと思います。普段からお酒を飲む習慣があったとしたら、やめるのに苦労したと思うので。
当然ながら、自分のためにお酒を買うことはないので、1円たりともお酒にお金を使っていません。プレゼントとして、父にお酒を贈ったくらいです。
私が仕事以外の生活部分でお金を使う基準は、「生きるために必要かどうか」だけです。別に飲まなくても生きていけるなら、私にお酒は必要ないという判断になりました。
仮に、酒代に月1万円かかっているとしたら、1年で12万円、10年で120万円払うことになります。私はお酒を飲みませんから、結果的に10年間で120万円貯金できたのと同じというわけです。
お酒を飲むことに対して否定することはありません。人それぞれの考え方です。
しかし、お金の面を強く意識するなら、「お酒を飲む必要性があるのかどうか」を一度考えてもいいと思います。もしあなたが付き合いや気晴らしで無理にお酒を飲んでいたり、お金や時間がもったいないと感じるのであれば、なおさらです。そこに時間やお金を使わなくてもいいと思うのです。
お酒を飲まないと、お金もそうですが、時間もかなり節約することになります。その時間でできることを考えると、いろいろと選択肢が広がりますよ。
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