「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。
※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。
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「お金がない!」ときにすぐできる対処法
多くの人が「お金がない」と口癖のように話していますが、本当にお金がないのでしょうか? そこから見直してみるのもいいと思います。
使っていない銀行口座にお金が入っていないか、家の中にお金が置きっぱなしになっていないかなど、ささいなことからで結構です。見えないお金に気が付かず、よくわからないままお金がないと言っているかもしれませんよ。
お金は使わなければ減りません。お金がなくなっているのは、入ってくるお金とほとんど同じぐらいかそれ以上にお金を使っているからです。
本当に必要なところだけお金を使うようにして、他のところにはお金を使わないだけでも、生活費を節約できます。私自身、お金に関してちょっとまずいと思ったときは、真っ先に毎月の生活費を下げる方向で動きました。最低限必要になるお金が少なくなって、精神的にもラクになったのをよく覚えています。
私はこれまで述べた通り、お金に対する考え方が最も重要だと思っていますが、本当にどうしてもお金(現金)がない場合はそうも言っていられないですよね。
これは対症療法的な方法でしかないのですが、クレジットカードを使えば支払いを先延ばしにできます。というのも、クレジットカードの請求は購入してから1カ月後ぐらいに届きます。この仕組みを利用して、現金の支払いを一時的に食い止めることが可能です。
ただし、確実に使った金額以上の収入が見込めるときにしか、この方法は使わないほうがいいです。単純に、支払いを先延ばししているだけにすぎませんから。
「クレジットカードは魔法のカードではない」ことだけは、しっかりと認識してください。現金を使っている感覚でクレジットカードを使うのが基本です。
その他にお金がないときの対処方法として、「キャッシング」もありますが、キャッシングとは、要は借金です。一時的には手元にお金が入ってきますが、結局は返さないといけません。しかも、利率は年利10%以上が普通なので返済額がふくらんでしまい、結局は損になります。実は、借金も考え方次第では悪くないのですが、そもそもお金がないという時点で、お金の管理ができていないのです。そういう人にはキャッシングはおすすめできません。
お金がないときは、どうしても焦りがちになると思います。無茶な行動をして、あとあと後悔してしまわないように、お金がないときこそ堅実に行動するようにしましょう。
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