考え方が変われば、見える世界は変わってくる/青森の神様

日本人の平均寿命は、女87.14歳 男80.98歳と世界トップ。平均寿命までたっぷりと時間があります。反面、体力は確実に落ちていき、仕事の需要も難しい中、これからの時間をどう過ごしていけばいいのか、不安にかられる人が多くいることも事実。これからの自分を待ち受ける運命に気づき、自分の心や大切な人たちとどう生きていくか?「青森の神様」として知られる木村藤子さんによる、あなたらしい人生を生きるための道しるべ。

※この記事は『神様が教えてくれる 人生100年時代の幸せな生き方』(木村藤子/KADOKAWA)からの抜粋です。

pixta_38262629_S.jpg前の記事「不倫は「真実の愛」になりうるのか?/青森の神様(10)」はこちら。

 

心を磨くために

私たちはよく「心」という言葉を使います。
「心を綺麗にしよう」
「心の時代」
「心のつながり」
など、みなさんもどこかで目にしたことがあると思います。かくいう私も、「心」という言葉は機会があるごとに使っています。

「心」を言い換えるなら、近いのは「考え方」です。そう定義することで、改善の仕方、磨き方が見えてくるかと思います。

あなた個人の考え方は、〝今を生きるあなたの魂の経験〟のみによって形成されているのではなく、〝前世やさらにその前も含めて途方もない経験の中で魂に刻まれていったもの〟です。

つまり、前世での体験によって引き継がれてきた考え方、家の中で築き上げられた考え方、社会の中で築き上げられた考え方など、あらゆる経験の中で作られていくのです。
そうすれば、当然のように人それぞれで考え方はまったく異なります。一緒に夕陽を見たとしても、相手も自分と同じ気持ちになっているとは限らないのが普通です。

同じものを見てもその感じた内容が変わってくるということは、視覚的には同じものではあっても、見えている(感じている)世界は違っているということの表れです。

 

ここで大切なことは、

〝考え方が変われば、見える世界は変わってくる〟

ということです。

 

こうした考え方の違いは、人との間だけではなく、自分の中でも起きています。年月の経過と共に、さまざまな成功や失敗を経験して、人は考え方を変化させ、心を成長させていくことができるのです。

たとえば、20年前の自分を思い出してみてください。
当時ではできないと思っていたようなことが今はできていたり、理解できなかったことが理解できるようになったり、どこか思い当たるところがあるはずです。
〝それこそ〟が、人生を生きる中で苦しい経験や悲しい経験をし、心が成長した自分がいるという証(あかし)です。

過去のつらかった数々の出来事に対して、〝自分の非〟も、また〝相手の非〟も考えれば、その苦しみや葛藤の中から自分の心の成長を見つけ出し、「未来の自分の幸せ」を見いだせるのです。

今までの人生の中での悲しみや苦しみは、決して〝無駄ではなかった!〟ことになるのですから、そこまでして得た「気づき=カルマの解消」をしてきたことについては、自分を褒めてあげてください。

私たち人間には、前世から受け継ぐ考え方のクセもありますが、それは変えることができないものではなく、〝現世での新たな経験が加えられること〟で、悪いクセは改善することができるのです。

人は、そのように変化しながら輪廻転生をくり返しているのですが、よく、

「自分はこういう人間だ! 曲がったことは大嫌いなんだ!」

そのように決めつけて豪語する人がいます。

果たして「自分はこういう人間」という言葉に責任を持てているのでしょうか。
その言葉の中に、自分は〝真面目でしっかり者なんだ!〟という過信を含んでいることを理解しているのでしょうか。もしこれがわかっていれば、そのような言い方はしないはずです。

人は生まれてはこの世を去り、そしてまた生まれ、無限の代替わりの中で連鎖をくり返しています。そのように、魂レベルでは人は変化をくり返してきているのですが、現世で生きている間は、なぜだか多くの人が変化することを恐れ、嫌ってしまいます。

その裏に潜んでいるのは、〝気づかなければならないことにさえ気づけない心〟を作ってしまう「我(が)」です。
「我」は過信を生み、自分の考え方が間違っているなどとは考えられず、人の話を〝受け入れる〟ことを拒否します。

その結果、自分の考え方に固執するようになってしまい、良い方向に変えていくことができなくなってしまうのです。

このようにして〝変化を止めてしまう〟のではなく、

 

 1. 間違いにいち早く気づき
    ↓
 2. 間違いを正して
    ↓
 3. より良い自分になる
    ↓
 4. 1に戻る

 

という循環を数多くくり返し、どんどん自分の考え方を変えていくことが、心を磨くことになります。

この順序をたどることはつまり、悪い連鎖を断ち切り、良い連鎖に変えていくようにする(間違いがさらに間違いを生むことがないようにし、間違いを正して新たな考え方を手に入れる)ということです。

私たちは、自分の間違った考え方を指摘されると、深く考えもせず、

「批判されている!」

と感じて、〝素直に〟なれないこともあります。

しかし、人からの注意は、「現世での自分の幸せのため」、「来世のため」の思いやりです。

普通、人の欠点や間違いを伝えることは気を遣うことなので、なるべくならしたくないと思うのが人間です。それでもあえて、言葉にしてくれているという、その事情を察して素直にならなければいけないのです。

人の意見を広く聞き入れ、そのうえで自分で注意深く客観視して、改善するべきところを改善していく。

ひとつ、ひとつ、またひとつと「心を磨く」日々を続けていくのがよいかと思います。

 

木村 藤子(きむら ふじこ)

1947年、青森県生まれ。地元で有名な霊能者だった母親のもとで育つ。30代のとき、神の声を聞き、霊視・透視能力を授かる。以来、日々多くの人の悩みを救っている。全国的にその名が知れわたり、「青森の神様」「ヘビの神様」といわれるきっかけとなったのが、1990年の「ヘビ騒動」。地元で行方不明になったニシキヘビが現れる場所、時間を透視によって言い当てた。著書に『神様が教えてくれる 人生100年時代の幸せな生き方』(KADOKAWA)、『「気づき」の幸せ』(小学館)、『幸せの風が吹いてくる』『幸せの詩が聞こえる』『神様が伝えたいこと〔ポケット版〕』『母であるあなたに気づいてほしいこと』『気づく力』『新・気づく力』『「本当の自分」に気づく本』『2019年版 木村藤子の春夏秋冬診断』『人生が変わる因果の法則』(主婦と生活社)など。


cover.jpg

神様が教えてくれる 人生100年時代の幸せな生き方

(木村藤子/KADOKAWA)

「100年という長い人生を幸福なものにしていくためには、過去から延々と連鎖している不幸の原因に気づき、断ち切ることです。不幸の連鎖を断ち切れば、自分だけではなく、子どもや孫の未来までも幸福の道へつながるのです。 『はじめに』より」。待ち受ける運命に気づき、自分の心、仲間、家族、大切な人たちと共に、どう生きるのか? 「青森の神様」として知られる著者による、気づきの書。

この記事は書籍『神様が教えてくれる 人生100年時代の幸せな生き方』からの抜粋です
PAGE TOP