美肌効果や老化防止に。旬のレモンの栄養をまるごといただく!農家に教わる「まるごとレモンの保存食」

日本一のレモンの産地、広島県尾道市瀬戸田町の農家レシピをお届け。皮も安心して使える国産レモンなら、まるごと使った保存食が気軽に作れます。

※この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。

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国産レモンはまるごと食べると栄養を効率よく摂取できます

果汁だけでなく、皮の白い部分と黄色い部分にも栄養がたっぷり。国産のレモンなら皮まで安心して食べられます。

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皮には香り成分
リモネン
爽やかな香りのもと、リモネンが豊富に含まれ、交感神経を刺激してリフレッシュ効果が得られる。

果汁には
ビタミンCやクエン酸
活性酸素の除去、疲労の回復、血管の強化、美肌、老化の防止など、健康と美容の両面からアプローチ。

白い部分には
エリオシトリン
ポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用を持つ。老化の防止や病気の原因となる活性酸素を除く役割も。

農家直伝の選び方
皮にツヤやハリがあり、手に取って重みを感じるものは果汁がたっぷり。皮に弾力がなく軽いものは避けて。

旬の間に色・味が変化します

グリーンレモン(10月頃)

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<10月~12月>
スパイシーで白い部分が多く苦味がある

<12月~2月>
糖度が増し酸味が下がる

<2月~4月>
弾けるような酸味の中にクリアな甘味がある

完熟レモン(4月頃)

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農家の保存食でおいしいレモン生活をスタート

「レモンは酸っぱいだけでなく、ちゃんと味があって、柑橘ならではの苦味、ほのかな甘味も感じられます。香りも豊かで栄養も豊富。皮の部分にも多くの栄養成分が含まれているため、まるごと食べるのが農家ならではです」と語るのは、広島県尾道市瀬戸田町の柑橘農家に嫁いだ長光祥子さん。

SNSなどで発信しているレモンの保存食や農家レシピが好評です。

なかでもおすすめなのが、「レモンの砂糖漬け」。

切ったレモンを砂糖で漬けるだけの保存食ですが、そのまま食べるのはもちろん、調味料のように毎日の料理にちょこちょこ使えて気軽にレモンを摂取することができます。

国産レモンの旬は10月下旬頃から翌年の4月いっぱい。

出回りはじめは緑色で、黄色く熟していくのは1月を過ぎてから。

味も糖度が少し増して酸味が下がっていくので、旬の時期に保存食を仕込んで、おいしいレモン生活を始めてください。

 

<教えてくれた人>

長寿園
長光祥子(ながみつ・しょうこ)さん

瀬戸内に浮かぶ、高根島の柑橘農家「長寿園」に嫁ぎ、レモンをはじめとする地元食材の魅力をイベントやSNS などを通じて発信。なかでも、レモンのおいしい食べ方やオリジナルレシピはバリエーションが豊富で注目を集めている。

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