元夫似の子どもを愛せない...泥沼離婚を経たシングルマザーの切実な悩みが話題

「子どもを愛さない親なんていない」という言葉をよく耳にしますが、中には何らかの事情で子どもを"愛せない"親がいるようです。最近では、とある主婦の「息子を好きになれない」という投稿が話題に。我が子を愛せない理由とは、一体どのようなものなのでしょうか。

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元夫似の子どもを愛せない!?

彼女は泥沼離婚を経験した、いわゆるシングルマザー。離婚後は幼稚園の息子さんと一緒に生活を共にしてきましたが、最近になってお子さんの行動や仕草が元夫に似てきたそうです。

元夫と重なる息子さんの言動に、日々ストレスを感じるという相談者。「どうすれば愛情を持って育てられるのでしょうか」「早く新しい恋を見つけて再婚するべきですか」と悩みを打ち明けると、世の女性たちから様々な意見が寄せられました。

まず"再婚"については、「再婚したらますます辛くなるだけ」「再婚相手との間に子どもができると、より冷たくなってしまう」「愛情持って育てるのと再婚は別」という反対派の意見が多いようす。しかし中には"シンママの再婚はアリ"との声もあり、「繊細な問題なので、何事も慎重になることが大切」という助言も上がっています。

その一方では、「子どもの気に入らない部分を元夫のせいにしているだけ」「『好きになれない』という観点で子どもを見ているなら子育てなんてやめるべき」「"再婚したらどうにかなるかも"なんて考えてるうちは、息子さんと上手くいくわけがない」などの厳しい意見も。

"我が子に愛情を持って育てられない"というかなりシビアな問題ですが「私の子どもも元夫に似ていて、たまに苦笑してしまいます」「うちの子も元夫のコピーかと思うほどそっくり」など、意外にも彼女と同じ境遇にある人は少なくないようです。


子どもに対する苦悩や愛情は紙一重?

子どもを愛せないという悩みの他にも、様々な事情で子どもや子育てが嫌になる人は多い世の中。株式会社ベビーカレンダーが発表したアンケート調査によると、952名のうち約4割の母親が"子どもや子育てが嫌になったことがある"と答えています。

しかしそんな苦悩を抱えるいっぽうで、ほとんどの女性が"子どもがいる人生は幸せ"と回答。その理由について尋ねてみると、「ツラいこともあるけど、幸せと思う瞬間があるから」「家族が増えたことが嬉しいから」「子育てを通して自分も成長できるから」「自分を必要としてくれる存在ができたから」といった声が上がっていました。

さらに"子どもがいて良かったと思う瞬間"についても質問してみたところ、「子どもが笑いかけてくれたり成長していく姿を見たときは、何ともいえない幸福感がある」「毎日大変だけど笑いが絶えない。子どもがいなければ、ここまで怒ったり笑ったりしなかったと思う」「自分の命に代えても守りたいものなんて、そう出会えるものじゃない。自分の中に新しい価値観が生まれた」などのエピソードが語られています。

子どもが母親に与える苦悩と幸福は、もしかしたら紙一重なのかも。子どもを愛せないと悩む人も、どこかで"子どもがいて良かった"と感じる日が来るといいですね。

文/藤江由美


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