クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方

日に日に秋の風が吹き、本格的な衣替えの季節になりました。クローゼットにぎっしり詰まった洋服を見てつい億劫になりがちですが、使いやすいクローゼット作りに挑戦してみませんか。今回は収納の達人Sさんの実例を参考にしながら、あふれる洋服のしまい方を整理・収納コンサルタントの大熊千賀さんに教えてもらいました。

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前の記事「「手作り仕切り」と「薄型ハンガー」で一気に取り出しやすい収納に/洋服のしまい方(2)」はこちら。

 

クローゼットと寝室を上手に使って収納

おしゃれが好きで人一倍洋服を持っているSさん。ですが、クローゼットはすっきり。その秘訣は、使用頻度に合わせて収納場所を分けていることにあります。
「クローゼットはいま着る服だけ。一度着た服の一時置き場、季節外の服は寝室に収納し、クローゼットの一極集中を防いでいます」
引き出しの中は高さをそろえて立てる、パンツはブティックのように重ねるなど、取り出しやすい工夫も見事です。


クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方 1810p048_05.jpgスペース使いの達人!
Sさん
3年前にリフォーム済みの中古マンションを購入し、衣類収納をリセット。分散収納であふれないように工夫している。


【ポイント1】
"長さ"だけがルールです
収納のルールは長さ別に納めるだけ。丈の短い服の下は衣装ケースなどを入れて、空間をムダなく活用しています。クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方 1810p048_01.jpg 

【ポイント2】
トップスは厚みによって立てる&重ねる
薄手の服は畳んで立て、厚みのある服は重ねて。真夏や真冬の服は寝室のベッド下にしまい、分散収納しています。クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方 1810p048_02.jpg 

【ポイント3】
服の一時置きにハンガーラックを活用
一度着た服やすぐに洗わない服などは、寝室にあるハンガーラックに一時置き。定位置を作り、リビングのちょい置きを防いでいます。クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方 1810p048_03.jpg 

【ポイント4】
綿パンツは畳んで重ねると一目瞭然
引き出しにしまうより、畳んで重ねるブティック方式が断然ラク、とSさん。手が届きやすいクローゼットの上段に収まる量をキープ。クローゼットと寝室の「分散収納」で洋服のはみ出しにさようなら!/洋服のしまい方 1810p048_04.jpg 

◎大熊さんからのアドバイス
右寄せルールで着ていない服が見つかります
Sさんはクローゼットの服をもう少しすっきりさせたいとのこと。方法としては、いったん丈別にしまうルールをやめ、着た服を右(または左)側にかけてみてください。すると左側(または右)には着ない服が残っていくので、それらをクローゼット以外の場所にしまうようにするとすっきりしますよ。

 

次の記事「着ない服、どう処分する? 収納の達人が伝授する上手な処分方法/洋服のしまい方」はこちら。

取材・文/佐藤由香、堀井明日香 撮影/hana

 

<教えてくれた人>

大熊千賀(おおくま・ちか)さん

整理・収納コンサルタント。「暮らしStyle」代表。整理収納アドバイザー1、2級認定講師。「笑顔になる収納」をモットーに、多方面で活動。

この記事は『毎日が発見』2018年10月号に掲載の情報です。

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