白いブラウスも変色なし! 洗濯王子が伝授するプロの衣替え/衣替え

夏が終わり、そろそろ衣替えの季節。衣替えといえば、気になるのが収納中の衣類の黄ばみや虫食い。これらの防ぎ方は意外にも「衣類のしまい方」にコツがあるのだとか。「洗濯王子」として人気の中村祐一さんにプロの技を教えていただきました。

 

夏物はしまい方次第で来年も変色やシワなしに!

「衣替えの際、最も気をつけたいのは、繊維に残る汗や皮脂のたんぱく質」と、中村さん。これらの汚れが残っていると、時間とともに黄ばみ、衣類害のエサになるそうです。

「特に猛暑だった夏の衣類は、最後に残った汚れをしっかり落としてからしまうと長持ちします。重ねてしまう夏物は、さらにシワがつきにくいように畳めば、来年も出してすぐ、気持ち良く着られますよ」。

出した秋冬物の着心地を良くするプロの技も、ぜひお試しを!

 

洗濯王子が教える!

衣替え 3つの心得


1:夏物はしまい洗いで、黄ばみのもとの皮脂汚れをしっかり落とす
2:薄手の夏物こそ、シワ防いカサ減る畳み方を!
3:出した秋冬物のつぶれや変色は、簡単お手入れで解消!


 

 

1809p068_01.jpg湯+粉末洗剤のつけ置きが効果的

夏物はしまう前に、黄ばみや虫食いの原因になる、汗や皮脂の汚れをしっかり落としておきましょう。

「一般的な粉末洗剤は液体洗剤と異なり、油脂やたんぱく質の汚れを分解する酵素やアルカリ剤が入っています。湯に溶かすと洗浄力が上がり、つけ置きで効率良く落とせますよ」と、中村さん。40度くらいのお湯で行うのがおすすめだそうです。

 

4つの簡単ステップで来年もきれいに!

【準備】 洗う前に衣類を色の濃淡で仕分けて
液体洗剤に比べ、アルカリ度の高い粉末洗剤は色落ちしやすいため、色移り予防に色の薄い物、濃い物に分けてつけ置きを。特に色落ちが心配な衣類は、液体洗剤を使い15 ~20 分と短めにつけ置きしましょう。1809p068_02.jpg

 

1 湯に粉末洗剤を溶かす
たらい(または洗濯槽)に40℃の湯を張り、表示分量の粉末洗剤を入れ、混ぜて溶かす。1809p068_06.jpg

2 衣類を浸す
衣類を入れ、軽く手で押して全体を浸す。洗濯ネットに入れる衣類はネットごと浸す。
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3 つけ置きする
そのまま30 分ほど置く。長時間放置すると、汚れが再付着する場合もあるので注意を。
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4 洗濯機で洗う
洗剤液ごと衣類を洗濯機に移し、通常コースで洗う。しっかり乾かしてから収納を。1809p068_09.jpg 

 

すでに黄ばんだ白物はしまう前に漂白を!
綿などの黄ばんだ白の衣類は、40℃の湯に粉末洗剤とともに表示分量の「粉末漂白剤」を溶かした液に、30 分~ 1 時間つけ置きを。湯が冷めたら熱湯を少々足し、40℃前後に保つとしっかり漂白できます。

漂白前

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漂白後

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次の記事「洗濯王子直伝。夏物の「サイズぞろえ畳み」で重ねてもシワがつきにくく!/衣替え(2)」はこちら。

取材・文/山崎さちこ 撮影/木下大造

  


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中村祐一(なかむら・ゆういち)さん

1984年、長野県生まれ。洗濯家。家業のクリーニング会社の3代目を継ぎ、「洗濯王子」の愛称で、テレビや雑誌、講演などで活躍。著書に『マンガでわかる洗濯の裏ワザ』(家の光協会)など。

 

この記事は『毎日が発見』2018年9月号に掲載の情報です。

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