スーパーなどで果物を買う時により美味しいものを選ぼうと、商品を見比べる人は多いはず。そんな時に見極めのコツを知っていれば、買い物も楽しくなりますよね。そこで今回は美味しいフルーツの見極め方をご紹介。実際の買い物の際に、ぜひ参考にしてみてください。
銀座千疋屋のプロフェッショナルが果物の目利きを伝授!
今年8月に放送された「相葉マナブ」(テレビ朝日系)では、知っておきたい果物の目利き方法を大特集。高級果物の老舗・銀座千疋屋の石部一保さんが登場し、目利きのポイントを伝授してくれました。
まず紹介されたのは「桃」の目利き。石部さんは形が左右対称で全体がピンク色のものが、より美味しい桃だと明かしています。桃は実が張って熟すほど左右対称になり、日光がしっかり当たることでピンク色に染まった甘い桃になるそう。
次に紹介された「巨峰」は、皮の色が目利きのポイントです。石部さんは色が濃く、黒っぽい色の巨峰がより美味しいとコメント。巨峰やピオーネなどは元々"黒ぶどう"と呼ばれており、日光に当たるほど甘くなると明かしています。ちなみにマスカットなどの"白ぶどう"は、黒ぶどうとは逆に色が明るく飴色のものがおすすめ。
最後はフルーツの中でも身近に感じる人が多そうな「バナナ」。日光を浴びることで上に向かって反りながら成長するバナナは、一番内側にあるものがよりまっすぐ成長します。そのため太くてまっすぐな形のものが、一番甘くて美味しいバナナに。これには視聴者から「確かに太陽を浴びたバナナが一番甘そうだよね!」「理由聞いてなるほどって思った。次からバナナ買う時はまっすぐなやつを選ぶようにしよう」と納得の声が上がっていました。
秋冬が旬! 美味しいりんごの目利き方法
その他のフルーツにも、美味しいものを見極めるためのポイントが。JA長野県の公式サイトでは、秋冬が旬の「りんご」の目利き方法を紹介しています。
りんごを選ぶ際は、より中身の詰まった重いものを選ぶといいそう。サイズの大きなりんごは果肉が柔らかくなりやすいので、大玉より中玉、中玉より小玉を選んだ方が締まりが良く長持ちする傾向があります。また見た目で判断する時は、皮とヘタがポイント。皮に張りがあり、ヘタがしおれていないものほど新鮮なりんごです。ただし品種によってはヘタで見分けるのが難しい場合も。その際は指で軽く実をはじいて「カンカン」と澄んだ音がするりんごが、実の詰まった新鮮なりんごだと明かされていました。
意外と知らないフルーツの見極め方法。目利きのポイントを押さえて、より美味しいものが選べるといいですよね。
文/藤江由美