ミカン科に分類され、冬に旬を迎える果物・金柑(キンカン)。みかんを小さくしたような見た目と皮ごと食べる食べ方が特徴的なキンカンが、実は免疫力アップに効果がある果物だと知っていますか?
冬の免疫力アップ食材・キンカンで風邪知らず!?
昨年の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)では、宮崎大学副学長の水光正仁先生が登場。宮崎県が日本一の生産量を誇る果物・キンカンに、免疫力を高めて風邪やインフルエンザを防ぐ効果があることを明かしています。
キンカンには「βクリプトキサンチン」という物質が含まれており、これが体内にある「ナチュラルキラー細胞」を活性化。「ナチュラルキラー細胞」が体内のウイルスを攻撃することで、免疫力アップにつながります。宮崎県生まれ・宮崎県育ちの水光先生は、風邪のシーズンにはキンカンを食べる風習が宮崎県にあることを明かし、先生自身60年間インフルエンザにかかったことがないと胸を張っていました。
これには視聴者も「そんなスゴイ食べ物だとは知らなかった!」「さっそく買ってきて食べてる」「風邪ひきがちだし、キンカン毎日食べてみよう~!」と興味津々。甘露煮やジャムなどでも食べられるキンカンですが、「βクリプトキサンチン」は熱を通すと壊れてしまうため、生で食べることがポイントですよ。
お手軽レシピでキンカンを食べよう!
番組では地元・宮崎で食べられている、熱を通さないキンカンのアレンジレシピをご紹介。「キンカンサラダ」は、キンカンを輪切りにして種を取り、細かく切って好きな野菜とちりめんじゃこ、きゅうりと和えた簡単レシピ。最後にオリーブオイルを回しかけたら完成です。
その他にもキンカンのしぼり汁を酢の変わりに使った「キンカンのちらし寿司」や、ピクルスのかわりに厚く切ったキンカンを使った「キンカンバーガー」、甘酒と豆乳を加えて作る「キンカンドリンク」なども登場。
またネット上では「林檎と柑橘類を混ぜて砂糖をかけるだけでめちゃくちゃ美味しくなるのでおススメ。もちろんキンカンでもOK!」「冷凍しても美味しいですよ~~」「皮ごとミキサーにぶち込んでキンカンドレッシングをよく作ります。魚にかけても美味しい」と、さまざまな方法でキンカンを味わっている人がいるよう。
1日1~3個で効果を発揮するので、ドレッシングやドリンクを大量に作っておいて徐々に消費するのもいいかも。今年はキンカンの力を借りて、病気にかからない体を目指してみては?