血圧や血糖値、腸内環境に働きかける! レンチンで手軽にできる「りんご酢」の作り方

りんご酢についてQ&A

Q.電子レンジを使わずに作ることはできますか?

A. 電子レンジで加熱するのは熟成時間を短縮するためで、成分のペクチンやポリフェノール、カリウムが溶け出しやすくなります。また、酢もりんごの中に浸透しやすくなるため、12時間で飲むことができるのです。電子レンジを使わない場合は、常温に1カ月ほどおいてください。たまに瓶ごとゆすって氷砂糖を溶かしてください。

Q.酢は何を使ってもいいのでしょうか?

A. 相性がいいのはりんご酢ですが、穀物酢、米酢、黒酢などを使っても酢の効果は得られます。「飲むための酢」として糖分を添加している酢の場合は、氷砂糖を加えずに作ります。

Q.氷砂糖の代わりにハチミツを使ってもいいですか?

A. 大丈夫です。酢200mlに対して氷砂糖は100gですが、ハチミツに代えると140gになります。また、氷砂糖でなくても同量の砂糖でも作れます。

Q.耐熱ガラス製の保存瓶が見つかりません。

A. 電子レンジで30秒加熱しても瓶が熱くなることはないです。耐熱製でなくても大丈夫なのでコーヒーの空き瓶など、ふた付きのガラス瓶を使ってください。

Q.りんご酢は夏でも常温保存で大丈夫ですか?

A. 酢は殺菌効果があるため夏場でも常温保存で大丈夫ですが、直射日光の当たる窓際に瓶を置くのは避けてください。猛暑日が続くときや気温の高い地方では、心配な場合は冷蔵保存してください。

Q.12時間たっても氷砂糖が溶けません。飲むのを待った方がいいのでしょうか?

A. 電子レンジで加熱後も氷砂糖は完全には溶けません。12時間おいても瓶の底に氷砂糖が残っているときは、乾いた箸などでかき混ぜて溶かしてください。

Q.りんご酢はたくさん飲んだ方が効果を得られますか?

A. りんご酢は1日に多くても大さじ3杯摂れば十分です。たくさん飲んだからといって効果が増すわけではありません。毎日適量を飲み続けることが大切です。

漬けたりんごはりんごジャムに

漬けてから1カ月たったら、りんごを引き上げてもOKです。

漬けたりんごは電子レンジでジャムにできます。

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大さじ1あたり38kcal/塩分0g

材料(できあがり120g)
漬けたりんご...100g
砂糖...50g

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作り方
(1)耐熱ボウルにりんごと砂糖を入れ、ふんわりとラップをする。

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(2)電子レンジ600Wで2分加熱する。取り出して混ぜ、ラップはかけずにさらに電子レンジ600Wで2分加熱する。

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取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景) 取材協賛/(株)西村りんご園

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2021年10月号に掲載の情報です。

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