ドローイングで体幹を鍛えよう
コロナ下で行動制限つきの生活を余儀なくされていますが、僕自身はできるだけ体を鍛えることを心がけてきました。
3密にならないように、野原や広い公園に行き、一人でウォーキングをしたり、スクワットやランジなどをしてきました。
今年もスキーを楽しめるように、筋肉を鍛えるためでした。
ウォーキングも、ドローイングを組み合わせることで、体幹の筋肉を鍛えることができます。
ドローイングは腹式呼吸を使ったトレーニング。この姿勢でおなか周りの筋肉を鍛えられます。
ドローイングの方法は、①手を頭の後ろで組んで、お腹をへこませ、胸を大きく広げながら息を吸う(上の写真参照)、②15秒ほどその姿勢で歩き、③15秒ほどかけて息を吐く。
手を挙上することで、胸の筋肉や側腹筋を引っ張り上げるので、効果的に体幹筋を強化できます。
こうした貯筋運動の成果が出て、今シーズンもスキーを思い切り楽しんでいます。
僕がよく行く富士見パノラマスキー場では、8人乗りのゴンドラに1人で乗せてくれます。
滑っているときに人と接近することはほとんどありません。
人の気配があるときは、マスクをします。
ところどころで手洗いもしています。
細心の注意を払いながら、体を動かすことで、コロナにもかかわらず、スキーを楽しめています。
高齢にもかかわらず、コロナにもかかわらず、負けないためには運動が大事だと思っています。
「勇気と自由」新成人に贈る言葉
2021年は、東日本大震災から10年という節目の年です。
震災後、飯舘村の中学生が通う村外の仮設中学に、ボランティアで授業に行ったことがあります。
そのとき、ある中学生が、「勇気と自由が大切なんですね」と感想を述べてくれました。
その中学生たちが、今年成人となりました。
成人式を迎える若者たちにメッセージをほしいと言われ、こんな言葉を贈りました。
「故郷を愛し、友だちを忘れず、自分を大事にし、勇気と自由があれば頑張れる。頑張れ!」
成人式を迎える飯舘村の若者たちへのお祝いの言葉。
震災、原発事故...にもかかわらず彼らは成長し、社会人の一員となりました。
これからも、さまざまな困難にあうかもしれませんが、勇気をもって果敢に挑み、自由に生きていってほしいと願っています。
【カマタのこのごろ】
昨年末、『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』(宝島社、1,260円+税)という本を出しました。老いや病気、障害、さまざまな逆境が人生にはありますが、「にもかかわらず」という考え方は、人生を切り開いていくための力になると思います。