たくさんの「ぼっち体験」から結論出ました。内向的な性格なら「ムリして人の輪に入る必要はない」

人と一緒にいるのが疲れる、人付き合いが苦手など対人関係に悩みを抱えていませんか。自身も極度の人見知りという午堂登紀雄さんは「外交的な付き合い方が苦手でも生きていける」といいます。そんな午堂さんの著書『「人見知り」として生きていくとと決めたら読む本』(すばる舎)から、口下手や人見知りでも無理せずコミュニケーションができ、孤独すらも楽しむコツを連載形式でお届けします。

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高校時代からぼっちメシ

私が「自分は人見知りゆえに孤立しやすいんじゃないか」と自覚し始めたのは高校2年のランチタイムのときです。

1年生のときには幸いにも後ろの席の実松君が声をかけてくれて乗り切れました。

でも、2年生に上がった初日。

やはりクラスはほとんど知らない人ばかりで、昼食時間になっても誰も声をかけてくれなかったのです。

わずかな友達は別のクラスになったうえに、教室内では1年次からすでに友達同士となっているメンバーが三々五々とグループに分かれていきます。

そして私だけポツン......。

まさかぼっちメシ?

これはヤバいかも!

クラスの半数以上は女子なのに、ひとりで弁当なんて姿を見られたら「午堂くんて友だちがいない寂しい人」と思われるんじゃないかという恐怖に襲われました。

このとき自分の人見知りを強烈に認識したので、いまでもよく覚えています。

とはいえ、初日で孤立するとやり直せないかもしれない、どこかに所属しなければと焦ったのですが、2〜3人の少人数グループは人間関係が固まっているようなので、とても入る勇気が出ない。

そこで最も大きな男子グループの端っこに、目立たないようにそそくさとイスを移動させ、なんとかひとりランチを避けることができました。

その後も修学旅行の班分けなどでも孤立しそうになるなどたびたびピンチに陥りましたが、幸い誰かに声をかけてもらい乗り切れました。

いまはSNSのおかげでフェイスブックやLINEでつなっており、交友関係がゼロというのは避けられていますが、大学、社会人になってからも、人の輪に入るのは苦手です。

独立起業した今もよく懇親会に誘われますが、なぜか私の両隣の人は、私とは反対側の人と談笑を始め、間にいる私がひとりポツンとして話し相手がいなくなるという現象が、ほぼ毎回起こっています。

なぜなんだ......。

ムリして輪に入ろうとしない

過去、たくさんのぼっち体験をしてみての私の結論は、ムリして話の輪に入る必要はないというものです。

というのも、自分が加われない会話は、自分との利害関係や自分への影響はほぼ皆無だからです。

自分の利害が絡むなら放置できないですが、疎外されているということは自分とは何も関係ないということ。

メリットもデメリットもない会話は、単にその場を盛り上げるだけのものですから、加わらなかったとしても何ら問題はないでしょう。

だから居心地が悪ければその場から離れればいい。

それじゃ寂しいという場合は、聴いているだけに徹し、前述の高校時代のランチグループのように、とりあえず末席に加わり「フンフン」とうなずいて加わっているフリをすればいい。

会話の間が空いたタイミングで「ねえねえ、盛り上がってるけど、何かあったの?」と強引に加わるという力技もあります。

が、人見知りにはなかなかできないでしょうし、みんなの会話をいったん中断させることにもなり、場合によっては冷たい視線を浴びかねないリスクがあります。

そこで、自分の一番近くにいる端っこの人に小声で「ねえねえ、何かニュースでもあったの?」と聞いてみるほうがとっつきやすいと思います。

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人見知り.jpg気後れしない対人関係の築き方や孤独を楽しむ方法など42のメソッドが全7章で解説されています

 

午堂登紀雄(ごどう・ときお)
1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。現在は、株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズと株式会社エデュビジョンの代表取締役を務める。『孤独をたのしむ力』(日本実業出版社)など著書多数。

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『「人見知り」として生きていくとと決めたら読む本』

(午堂登紀雄/すばる舎)

人付き合いや人と一緒にいることが苦手という悩みを抱えていませんか。口下手で根暗だと自称する著者もその悩みを個人の特性と捉え、適した環境に身を置き、その悩みを解消しました。本書ではそれを42のコツにまとめ、孤独を楽しみ、人見知りでも苦にならない人との距離感の保ち方などが紹介されています。

※この記事は『「人見知り」として生きていくとと決めたら読む本』(午堂登紀雄/すばる舎)からの抜粋です。
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