みずみずしさにあふれた夏野菜が出回る季節、自家製の漬物を楽しんでみませんか?旬の野菜と発酵パワーで、夏を乗り切りましょう。料理家の井澤由美子さんに夏野菜で作るさっぱり漬けの作り方を教えていただきました。
まろやかな酸味と彩りを楽しむ
「夏野菜のさっぱり漬け」
●1人分29kcal/塩分1.3g
●保存 冷蔵で約1週間
和風のだし汁がベースなので酸味もマイルド。酢のクエン酸は体の疲れを取り、夏バテ予防にもなります。漬け汁はご飯に混ぜて酢飯にしても。
材料(作りやすい分量・約6人分)
きゅうり...3本
パプリカ(赤・黄)...各1個
オクラ...5本
塩...適量
(A)だし汁(昆布)...200ml
(A)りんご酢(または米酢)...100ml
(A)塩...大さじ1
(A)きび砂糖(または砂糖)...大さじ2~2 1/2
(A)レモン果汁...小さじ1~3
《こんな野菜でも漬けられます!》
ゴーヤ、みょうが、コーンなど。
作り方
① きゅうりは塩をまぶしてこすり、水で洗って乱切りにする。
塩をまぶしてこすると、漬け汁が浸透しやすくなり、きゅうりのえぐみも取れる。
②パプリカはへたと種を除き、わたを包丁でそぎ取って乱切りにする。オクラは塩ゆでして冷水に取り、水けを拭いて斜め半分に切る。
パプリカはわたを取り除くと、食感がグンと良くなる。
③保存容器に①、②を入れて混ぜ合わせたAを注ぎ、冷蔵室にひと晩おく。
時間をおくと野菜から水分が出て漬け汁が上がってくるので、最初は少し少なめでも大丈夫。
※表示の栄養価は汁けをきった状態での数値です。保存日数は、季節や冷蔵の状態にもよりますので、目安としてお考えください。
取材・文/佐藤由香、坂本典子(シェルト*ゴ) 撮影/吉田篤史