世界一のバリスタが教える「おいしいコーヒーを淹れる4つのコツ」

生活習慣病を予防してくれるコーヒーは"美と健康の薬"と言えます。そこで、今回はおいしいコーヒーの淹れ方を、第15代ワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典さんに教えてもらいました。

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4つの簡単なコツでコーヒーの味が変わります

多くの健康効果を持つコーヒー。

「おいしく淹れるには、湯と豆(粉)の量、抽出時間をきちんとはかること。

キッチン用のはかりとタイマーを使いましょう。

豆は抽出しやすい中挽きがおすすめ。挽いてある粉でもおいしく淹れられますよ」と、バリスタ(コーヒー職人)の井崎英典さん。

豆(粉)は、購入時の袋のまま冷凍か冷蔵で保存するのも大事なポイントです。

ワールド・バリスタ・チャンピオンが教えるおいしいコーヒーの淹れ方

① 湯100gに対し豆は6~8g

2004p007_03.jpgコーヒーの量はスプーンではなく、重さで量るのが鉄則。
これは、コーヒー豆(粉)の密度は焙煎の度合いによって変わるため。
2杯分なら湯300gに対して豆(粉)は18~24gとなり、この範囲で好みの濃度に調節するとよい。
② 淹れる前に器具を温める

2004p007_04.jpgドリッパーに紙フィルターをセットしたら、全体に湯をかけて温める。
紙独特の香りも低減してくれる。
サーバーを温めることで温度の低下を防ぎ、ドリッパーを温めることで抽出温度を高く保ち、コーヒーの成分が十分に引き出される。
③ 湯は蒸らし20%→抽出20%→抽出60%の割合で3回に分けて注ぐ
2004p007_05.jpg紙フィルターに挽いた豆を入れて抽出。
このとき、湯を3段階で注ぐのがコツ。
1湯目は20%(300gの湯の場合60g)の湯で約1分蒸らす。
続く2湯目で20%(同60g)を注ぎ、約1分経過後、3湯目で60%(同180g)を注ぎ、約1~2分抽出。
④ ドリッパーを揺すって粉を均一に
2004p007_06.jpg1湯目の蒸らし、2・3湯目共に、湯を注ぎ終わった直後に、毎回ドリッパーを3回ほど円を描くように揺すって攪拌。
こうすることで、粉と湯が素早く均等に混ざって効率よく抽出でき、粉が紙フィルターの側面に張り付くことを防ぐ。

構成・取材・文/岡田知子(BLOOM)  撮影/齋藤ジン

 

<教えてくれた人>

井崎 英典(いざき・ひでのり)

第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン。1990年生まれ。高校中退後、父が経営するコーヒー店を手伝いながらバリスタに。2014年のワールド・バリスタ・チャンピオンシップでアジア人初の世界チャンピオンに。現在はコーヒー専門のコンサルタントとして国内外で商品開発やバリスタの育成なども行う。

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『ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方』

(井崎英典/ダイヤモンド社)

豆選びから抽出までを分かりやすく解説し、「世界一美味しい淹れ方」にこだわったコーヒーの入門書。ひと手間で各段に味が変わる驚きの情報が満載。

この記事は『毎日が発見』2020年4月号に掲載の情報です。

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