ねぎは昔から、優れた薬効成分が知られています。
血液サラサラ、免疫力のアップ、腸内環境改善&風邪予防など優れた健康効果が期待でき、まさに冬の体を守る最強食材なのです。
今回は、料理研究家の村上祥子さんに、長ねぎ+酢で健康効果倍増の「酢ねぎ」の作り方を教えていただきました。
「酢ねぎ」5つの健康効果
効率良くエネルギーに換える
たんぱく質と酢ねぎを一緒に摂ると、ねぎの硫酸アリルと酢の酢酸が効率良くアミノ酸に分解します。
ねぎの効果がたっぷり
血液をサラサラにしたり、血糖値や血圧を改善、腸内環境改善や免疫力をアップします。
代謝が良くなる
酢+砂糖は食べたものをエネルギーに換えるクエン酸回路の働きを促進します。
血流も良くなるので、肩こりや冷えを改善します。
ビタミンB1の働きを促す
ねぎのイソアリインと酢の酢酸がビタミンB1の働きをサポートし、糖質が体内でエネルギーに換わるのを促進します。
快腸に働く
長ねぎに豊富なオリゴ糖と発酵食品の酢が善玉菌に働きかけて、腸内の環境をさらに整えます。
酢ねぎは、長ねぎプラス酢の健康効果を得られ、さまざまな献立にプラスすることができるので、いつでも手軽に長ねぎが食べられる保存食です。
酢ねぎは血糖値や血圧を正常に促したり、コレステロールを排出するので、生活習慣病が心配な方にはぜひおすすめです。
また、血流が良くなるので体温が上がり、体を温める効果も。
長ねぎが旬のときには、ぜひ常備菜として活用してください。
酢ねぎ
1日の摂取目安量50g(酢ねぎのみの場合)大さじ1(12.5g)あたり7kcal 塩分0.1g
材料(できあがり300g)
長ねぎの白い部分...200g
A
酢...100ml
砂糖...15g(はちみつなら25g、パルスイート・カロリー30%カットなら5gを使用してもよい)
塩...小さじ1/2
作り方
①長ねぎは縦に半分に切ってから斜め薄切りにして、ボウルに入れる。
②鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止める。
③②を①に加える。常温まで冷まし、瓶や保存容器に写す。30分後から食べられる。(冷蔵で1カ月保存可能)
酢ねぎを足してみましょう!グッと味が締まります
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景