隣の若い夫婦から「付き合いを控えたい」とまで...。「天然が過ぎる」60代義母にモヤモヤ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:借りてきた猫
性別:女
年齢:42
プロフィール:小学生と中学生の女の子の母です。同居する義母の天然ぶりにやきもきする毎日です。

隣の若い夫婦から「付き合いを控えたい」とまで...。「天然が過ぎる」60代義母にモヤモヤ 34.jpg

義父の他界をきっかけに、専業主婦として家を守ってきた義母と同居することになりました。

その日から、離れて暮らしていた時には「可愛らしい人 」と思っていた義母のモヤモヤ、ヒヤヒヤする一面が見え始めました。

義母はいわゆる「天然」なキャラクターです。

天然と言うとイメージは悪くありませんが、義母はもう還暦をとっくに過ぎています。

「ボケてしまったんじゃないか」と心配することもしばしばでした。

あるときは、中学生の娘の少し太ったお友達に「こぶたちゃんみたいで可愛らしい人ね 」と言って娘を怒らせてしまいました。

出かけた先で取引先の人と歩いている主人に会った時は、「あら、今日は風が強いですものね 」と薄毛で髪の毛が乱れてしまった取引先の人にブラシを差し出そうとして、自宅に帰ってきた主人にたいそう怒られてしまいました。

しかし怒られたところで本人は何が悪かったのか全くわからないようで、同じことを繰り返してしまいます。

そういう私も、全く被害がないわけではありません。

専業主婦で車の免許を持たない義母は、私が仕事から帰って来るのを心待ちにしています。

私の運転する車に乗って、義母と二人で夕ご飯の買い物に行ったり、義母が井戸端会議で仕入れてきた美味しいケーキ屋さんに足を運んだり。

長い日中、たった一人で過ごしている義母にとってはとても楽しみな時間だそうです。

そう言ってもらえると素直に私も嬉しいのですが、問題はやはり義母の天然発言です。

いつも行く小さなスーパーに、新人のレジ打ちの女性が入っていた時のことです。

「あなた、この仕事はね、レジを打っているだけでお給料がもらえるのよ。いいお仕事見つけたわね 」

空気が凍りついたことにも気付かず、その女性を褒めたつもりの義母はニコニコしちゃってました。

また、お隣のお宅からは相当嫌われてしまったようで、義母ではなく私に「おつきあいは控えたいと何度も言っているのに、伝わらずに辛い」と話がありました。

義母が何をしてしまったのか聞いてみると...それは確かに義母がしでかしてしまいそうなことばかり。

留守中にお隣に届いた宅配便を「うちで預かるから」と勝手に受け取り、「生物」という記載を見て勝手に開けて自宅の冷蔵庫に入れておいたり、草が伸びているのを見て勝手に庭に入って草刈りをしてしまったり。

昔であれば近所のよしみということで当たり前だったのかもしれませんが、お隣に住んでいるのは30代前半の若い夫婦。

そんなことが受け入れられるわけがありません。

でも義母は迷惑になっているともわからず、隣の若夫婦のご近所付き合いに一役買っているのだと信じて過ごしています。

主人が強く言ってもダメ、娘たちが怒ってもダメ。

私がついて歩きフォローをしながら謝って歩くという毎日です。


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