仕事や大事な場面で「こんなはずでは...」と思うこと、ありますよね? でも、それは能力の問題ではなく、「メンタル力の低下」が原因かもしれません。そこで、作家の中谷彰宏さんの著書『「イライラしてるな」と思ったとき読む本』(あさ出版)から、ピンチでも動じないメンタルが身に付くアドバイスを連載形式でお届けします。
なりたい自分になるとメンタルは強くなる!
誰かが中を見たらびっくりするような手帳を持つことです。
信じ込むことが大切です。
リアルに細かく書くほうがいいのです。
「手帳に書いたことが実現するから、未来日記を書いてみろ」と言われても、なかなか書けません。
書けるということは、実現が近いのです。
小林幸子さんは「『スター千一夜』に出たいな」と思っていて、それを書いたのです。
スケジュール表なので、時間や日付もリアルに書き込みます。
逆もあります。
忙しい時に、「休暇でモルディブ」と書いておくのです。
それはもうできているということです。
忙しくなって、見たいTVを見られなくなったり旅行もできなくなるのは、自分にとってベストな方向ではありません。
なりたい人になれる方向へ向かっている時に、メンタル力は強くなります。
アップダウンがなくなって、消耗しなくなるのです。
「今日も仕事がない、明日もない」と売れないことを嘆いていたら、メンタル力はつかないのです。
【イライラがすっきりする方法】手帳に「祝合格」と書いておく。
正しいにこだわるとイライラする。好きにこだわるとイライラしない。
高校生の時、大仙公園の中にある図書館の自習室で、かわいい後輩の女のコに勉強を教えるのが好きでした。
本当は受験勉強をしなければいけない時期です。
かわいい後輩に教える科目は、僕の受験科目ではありませんでした。
それをしていなければ、僕は東大へ行って大蔵省に入り、今の財務省の官僚になっていたかもしれません。
でも、その時は「好き」の一心でやっていたのです。
好きなことは、ずっと幼いころから決まっています。
幼いころは、損得や、正しい・間違っているという基準はありません。
むしろ間違っているぐらいのことが、自分の中の正解です。
自由とは、「正解がつまらない」ということです。
正解は、誰ともわからぬ大勢がつくった答えです。
大勢におもねるより、「好き」を大切にすることです。
大勢にペコペコせず、「世の中全体がそっちへ行っているなら、自分はこっちへ行く」という人が、「好きなこと」を仕事にしている人です。
ある意味、あまのじゃく、偏屈です。
みんなと違うことができるのが、楽しいのです。
【イライラがすっきりする方法】「正しいか、どうか」にこだわらない。
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