「イライラ」したら考えてみて。大事な場面で失敗しない「ありのまま」を受け止める思考法

仕事や大事な場面で「こんなはずでは...」と思うこと、ありますよね? でも、それは能力の問題ではなく、「メンタル力の低下」が原因かもしれません。そこで、作家の中谷彰宏さんの著書『「イライラしてるな」と思ったとき読む本』(あさ出版)から、ピンチでも動じないメンタルが身に付くアドバイスを連載形式でお届けします。

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「こんなはずじゃなかった」を禁句にしよう

イライラする人の口グセの1つは、「こんなはずじゃなかった」です。

それを言い始めたら、メンタル力はどんどん弱くなります。

イライラする人は、常に「こんなはずじゃなかった」と言っています。

目の前に起こっている現実を受けとめられないのです。

現実をありのままに受けとめることが、メンタル力です。

大切な人に会う時に、自分の靴下が破れています。

それは目の前に起こった現実です。

彼女を家に送っていくと、いきなり「家に上がって」と言われて、そこにお父さんとお母さんがいるのです。

さだまさしさんの『雨やどり』のような設定です。

ここで「こんなはずじゃなかった」と言ってはいけません。

世の中は「こんなはずじゃなかったこと」だらけです。

だから人生は楽しいのです。

それがいいことなのか悪いことなのか、その場ではわかりません。

『雨やどり』でも、靴下に穴があいていたことで家族に気に入られるのです。

「こんなはずじゃなかった」と文句を言った時点で、次の対応ができなくなります。

「いやいや、こんなことも起こりますよ。面白いじゃん」と受けとめることです。

これは技術の問題ではなく、メンタル力の問題です。

起こったことをまずメンタルで受けとめないと、技術や知識の発揮のしようがないのです。

【イライラがすっきりする方法】納得いかない現実も、ありのままに受けとめよう。

アクシデントを、ありのままに受けとめる。

どういう事態が起こり得るかを想定することが、知性です。

本当は、知性の中にメンタル力も入っています。

どんなに知識を増やしても、想定しきれないことが起こります。

アクシデントを避けることは不可能です。

「なんでこんなアクシデントが起こるの」と文句を言っても始まりません。

もう起こってしまっているのです。

よく上司が部下に「なんでそんなことをしたんだ」と怒っています。

本人もやろうと思ってやったわけではないし、そんなことを言っても仕方がないのです。

アクシデント・ハプニング・トラブル・クレームは、避けられないことです。

すべての人間が失敗を犯すものという前提で始めなければなりせん。

初めから「1つや2つアクシデントは起こる」という前提で、あらゆることに取り組むのです。

そう思っていれば、「こんなはずじゃなかった」ではなく、「予定どおり」「織込みずみ」と思えるのです。

アクシデントを避けようとしている時点で、メンタル力はどんどん弱まります。

「いまだかつてこんなことは一度も起こったことがないのに、なんで起こるの」と考えても、始まりません。

もう起こっているのです。

アクシデントをありのままに受けとめることです。

「なんで」と思うのは、意味がありません。

「どうしたらいいんだろう」と考えることがメンタル力なのです。

【イライラがすっきりする方法】「アクシデントがあるつもり」でいよう。

076-iraira-syoei.jpgアクシデントやピンチに動じない精神力が手に入る、イライラがスッキリする58の方法が紹介されています

 

中谷彰宏(なかたに・あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇学科卒業。博報堂に入社し、CMプランナーとして活躍。91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。作家としての執筆のほか、「中谷塾」を主宰。全国で講演・ワークショップ活動を行っている。『「つらいな」と思ったとき読む本』(あさ出版)など著書多数。

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『「イライラしてるな」と思ったとき読む本』

(中谷彰宏/あさ出版)

物事がうまくいかない、プレッシャーに負けてしまう…そんな人はメンタルを鍛えて、弱気に打ち勝ちましょう! 著書の言葉と共にまとめられているのは、イライラが解消されて前向きな心になれる「58の方法」。読み進めていくうちに、自然とメンタル力が鍛えられていきます。

※この記事は『「イライラしてるな」と思ったとき読む本』(中谷彰宏/あさ出版)からの抜粋です。
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