とろろに味噌汁、ポタージュまで!? 体が喜ぶ「酒かすの汁物レシピ」3選

日本酒を醸造する過程でアルコール発酵したもろみを圧搾しますが、その際に出る副産物が酒かすです。いわば搾りかすですが、じつは酒かすは栄養が豊富で、調味料としても大活躍! 管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、『酒かすディップ』を活用した汁物のレシピを教えてもらいました。

※酒かすディップの作り方は記事の最後でご紹介しています。

酒かすとろろ汁

1人分80kcal/塩分1.0g

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材料(2人分)

山いも...100g(正味80g)
だし汁...1と1/2カップ
しょうゆ...小さじ1
酒かすディップ...大さじ2
もみのり...適量

作り方

①山いもは皮をむいてすりおろす。
②鍋にだしとしょうゆ、酒かすディップを入れ、火にかける。
③①に②を少しずつ加え、泡立て器で溶きのばす。
④器に盛り、もみのりを添える。

かぼちゃの酒かすポタージュ

1人分227kcal/塩分0.6g

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材料(2人分)

かぼちゃ(種とワタを除いたもの)...200g
牛乳...250ml
酒かすディップ...大さじ2
こしょう...少々
クラッカー...4枚

作り方

①かぼちゃは皮をむき、水でぬらしてポリ袋に入れ、口は閉じずに耐熱容器にのせる。
②①を電子レンジ600Wで2分加熱する。竹串を刺してみて、スーッと通ればOK。取り出して袋の外からめん棒や瓶などでたたいてつぶす。
③鍋に②を移し入れ、牛乳と酒かすディップを加えて混ぜ、火にかける。煮立つ寸前で火を止める。
④器に盛り、こしょうをふり、クラッカーを砕いて添える。

かすみそ汁

1人分115kcal/塩分0.7g

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材料(2人分)

油揚げ...1枚
万能ねぎ...2本
酒かすディップ...大さじ2
みそ...小さじ1
水...1と1/2カップ

作り方

①油揚げは幅を2等分し、1㎝幅に切る。万能ねぎは3㎝長さに切る。
②鍋に油揚げと酒かすディップ、みそと水を入れ、火にかける。煮立ってきたら、ねぎを加えて火を止める。

酒かすディップの作り方

大さじ1あたり19kcal/塩分0.4g
冷蔵で1カ月、冷凍で2カ月保存可能

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材料(作りやすい分量/できあがり大さじ14)

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酒かす...100g
水...大さじ4
塩...小さじ1
砂糖...大さじ1

作り方

①酒かすを小さめに手でちぎって耐熱ボウルに入れ、水を加える。

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②ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで2分加熱する。

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③取り出して泡立て器でよく混ぜ、滑らかにする。

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④滑らかになったら塩、砂糖を加えてさらに混ぜる。

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取材・文/石井美佐 撮影/中野正景

糖尿病予防やアレルギーの緩和に!『酒かす活用法』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

管理栄養士、料理研究家。福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。これまでの著書は345冊、計740万部。

■村上祥子さんの「さば缶+魚缶」レシピが一冊に!

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「村上祥子さんのずっと健康でいたいから さば缶+魚缶大活用おかず」(『毎日が発見』健康ブック Kindle版)

定期誌『毎日が発見』の人気特集が1冊の電子ブックになって登場!第一線で活躍し続ける料理研究家・村上祥子さんが、人気のさば缶を使ったレシピを考案。「さば缶ときのこの甘酢煮」「さばともやしのスープ」「にらさば」「さばピーマン」など、さば缶と身近な野菜・食材だけで、短時間で作れる簡単なメニューが満載です。認知症予防に働くDHA、血液サラサラ効果のEPA、筋肉の合成を促す必須アミノ酸であるロイシンなどが豊富に含まれるさば缶を、管理栄養士でもある村上さんのレシピでぜひ使いこなしてください♪

空飛ぶ料理研究家 村上祥子のホームページ

この記事は『毎日が発見』2019年11月号に掲載の情報です。

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