プロのアナウンサーが実践!声と顔を明るくする簡単エクササイズ

思いや考えていることが「言葉」でうまく伝えられない――。そんな悩みを抱えるあなたのために、フリーアナウンサー・馬場典子さんの著書『言葉の温度 話し方のプロが大切にしているたった1つのこと』(あさ出版)から、アナウンサーが実際に使っている「話し方のテクニック」を連載形式で紹介します。あなたの言葉と心が、もっと相手に伝わるようになりますよ。

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口・舌・顔の筋肉をほぐすエクササイズ

明瞭な音を出すためには、口や舌が滑らかに動くことと、母音をマスターしていること(口の開き方が正しいこと)が必要です。

まず、滑らかに動かすために、口の周りの筋肉をほぐし、舌の筋肉などを鍛えましょう。滑舌がよくなるだけでなく、表情が明るくなる、フェイスラインが引き締まる、という副産物も期待できます。

長年アナウンサーをやってきた私でも、フリーになってから習い始めたボイトレで、最初に頬をつままれたときは、あまりの痛さに悶絶しました。自分が思っているよりも、いろんなところが凝っているようです。

(1)耳をほぐす
耳の周りにはたくさんの筋肉が集まっています。耳を付け根からしっかりつかんで、引っ張ったり、回したり、耳全体をもみほぐしたりするだけで、顎関節周辺の筋肉がほぐれます。最初は痛いかもしれませんが、数十秒で十分なので、続けてみてください。

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(2)舌をぐるぐる回す
ゴリラのものまねのように、上の前歯の外側の付け根に舌を差し込みます。そこからほっぺた、下の前歯の外側の付け根、反対のほっぺた、ゴリラのものまね、と、舌をぐるぐる回します。なるべく大きく、なるべく速く、もポイントです。

左回り、右回り、それぞれ30周くらいが目安ですが、慣れないうちは10周でも舌の付け根の辺りが疲れてくると思います。

このエクササイズは、舌の筋肉を鍛えると同時に、口周りの筋肉をほぐすことができます(ほうれい線が薄くなるという噂も......)。

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(3)唇を震わせる
唇を閉じたまま、余分な力を抜き、空気を出してブルブル震わせます。少し唇を突き出すとやりやすいです。空気を一定の強さで出し続けることもポイントです。数回で、唇をほぐし、温めることができます。

(4)巻き舌をする
口を少し開け、舌の先を軽く上あごにあてて、その間に空気を通すように息を吐き、舌をこまめに震わせましょう。声は出しても出さなくても大丈夫。数回でも、舌がほぐれます。

(5)下あごを緩める
無意識に奥歯を噛みしめている方、意外と多いのですが、これは大変な緊張状態。下あごを緩め、上下の歯の間に薄いビスケット一枚くらいの隙間をつくるだけで、あごの筋肉の緊張状態を改善できます。通勤電車の中でも、会議中でも、口を閉じたままいつでもどこでもできるので、気付いたときに緩めてあげましょう。

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021-shoei.jpg7章からなる本書では、著者がアナウンサー研修で実際に学んだトレーニングのほか、「話し方の心・技・体」という3つテーマで実践的な技術が学べます

 

馬場典子(ばば・のりこ)

1974年、東京都生まれ。フリーアナウンサー。1997年日本テレビ放送網株式会社にアナウンサーとして入社し、報道からバラエティ、スポーツまで幅広く番組を担当。2014年6月末に日本テレビを退社、フリーアナウンサーとして活躍中。2015年4月より大阪芸術大学放送学科アナウンスコースの教授を務める。

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『言葉の温度 話し方のプロが大切にしているたった1つのこと』

(馬場典子/あさ出版)

思いや考えが言葉にするとうまく伝わらない――。そんな悩みを解決してくれるコミュニケーションスキルアップ本。言葉遣い、ニュアンス、間、表情などアナウンサーの「話し方」のテクニックを分かりやすく解説。なぜアナウンサーの言葉は伝わりやすいのか、その理由が必ずあなたに“伝わり”ます。

※この記事は『言葉の温度 話し方のプロが大切にしているたった1つのこと』(馬場典子/あさ出版)からの抜粋です。

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