アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
前回に引き続き、夫「Iさん」との結婚の経緯を振り返ります。
前回の記事:婚約者の親に「お宅の娘さんとは会う気がない」と言われ...両家両親のマジ喧嘩勃発!/かづ
我が子の結婚について話し合いをするはずが、I母の理由なき反対でこじれにこじれてしまった両家両親。
それから数日後Iさんから連絡が有り、突然『今日、実家に連れて行く!!』と言われた。
そんな事を突然言われても、こっちにも都合ってもんが...
などとは言ってはいられない。
その日はちょうど休みの日だったので、昼前に行く事になった。
Iさんの実家はマンション。ドアの前にIさんが立ち、チャイムを鳴らす。
その後ろに、緊張した面持ちの私が立っている。
ガチャ
『あの...』
『おかえりー○○♪』(○○はIさんの名前)
『おふくろ、彼女が...』
とIさんが言い終わりもしない内に
『さぁ、入りなさいなぁ』
と室内の奥に入ってしまうI母。
Iさんに促され、私も部屋に入った。
リビングに入り、Iさんに勧められてソファーに座った。
『あの...おふくろ...』
『○○♪お昼お寿司を取ろうと思うんよ♪何にする?お父さんと私は上ニギリにするけど、○○も同じでイイ?1人前3,000円もするんだけど美味しいのよ~♪』
なぜか、息子の言葉にかぶせる様に喋るI母。
Iさんが私の方を見て
『かづちゃんは何にする?』と聞いた。
その瞬間...
『あぁ、あんたのそのでっかい身体じゃニギリ1人前じゃ足りないだろうから
量の多い盛り合わせでイイわね!こっちは980円だけど!!』
凍り付くとはこの事だ。
この後、出前の寿司が来たが、I母が
『アンタは立たないで!!』
と言ったので、私は借りてきた猫の様だった。
寿司を食べ始めると、I母が
『○○が来るからと思って、大好きな豚肉の角煮を作っといたのよ♪』
と言って、出してくれた。
Iさんが器を私の方に向け
『かづちゃんも食べよ♪』と言ってくれたが、
Iさんの肩越しに見えるI母の顔は、どう見ても
『絶対に食うな!!』
と言っていた。
それでもIさんが勧めるので、一つ口に入れて食べた。
『美味しいですね~♪また良かったら、教えて下さい~♪』
すると...Iさん母は、私の言葉の後に間髪入れず
『アンタの親は、こんな物すら作れないの~?』
と言った。目の前が、真っ暗になった。
図々しかったのだろうか...。
もう少し、打ち解けてからの方が良かったのだろうか...。
その後は、当時流行っていたボーリングの試合のテレビ番組を全員で観た。
観た内容は全く覚えていない。
ただ、I母が
『私はマイボールとマイシューズを作った。この選手は、フォームのキレが甘い。この前のスコアは△△点だった。今度シルバーの試合に出てみようかしら♪』
などと言い、延々自慢話だった事は覚えている。
『じゃあ、そろそろ帰るわ...』
と、Iさんが立ち上がった。
私はIさんの後ろに着いて、玄関に行き靴を履いた。
玄関から出て、IさんがI母に
『じゃあ、また来るわ...』
と言ったので、それに続くように
『今日はお世話になり...』
と言いかけた瞬間
『○○!!これで約束は守ったからね!!』
バタン!
戸を閉められた...。
帰りの車の中でIさんが
『これでイイから...。終わりだから...。』
と言った。
恐らく、これで縁を切ったからと言う意味だったのだろう。
私はなにがなんだかわからず心底疲れてしまっていた。
Iさんの両親に逢ったと言う事はうちの親に報告したが、一部始終の内容までは言えなかった。
けれども、これで完全に親子の縁を切って来たからと、Iさんがうちの両親に宣言した。
ひとまずこれで一件落着、と思いきや、まだ課題は残っていたのだ・・・
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