「すき焼きで肉としらたきは離す」「窓を開けて掃除機をかける」といった、誰でもやっている常識に落とし穴が!?実は「損する」「効果なし」な習慣を集めた人気の"やってはいけない本"『日本人の9割がやっているもっと残念な習慣』(青春出版社)から、日常をすぐに改善できる12の方法を連載形式でお届けします。
【醤油】冷蔵庫のドアポケットで保存する
醤油は最もよく使用する調味料のひとつなので、料理中に手が届きやすい場所に保管している人は多いだろう。しかし、いったん開封したら、常温で保存するうちに少しずつ品質が劣化していく。
そこで、風味を保つために、取り出しやすい冷蔵庫のドアポケットに入れておくケースもよく見られる。劣化しない温度を保ち、しかも取り出しやすいのがドアポケット。保存場所として最適のように思えるかもしれないが、ここに置くのはやめておいたほうがいい。
じつは、光や空気、高温などのほか、振動も醤油が劣化する原因となる。開け閉めするたびに大きく揺れるドアポケットは、醤油を保存するのに向いていないのだ。ドアポケット以外の冷蔵庫内に置くようにしよう。
【トマト】ヘタを上にして保存する
野菜を保存するときは、畑で成っている状態に近づけることがポイントだ。例えば、キャベツや白菜は芯を下にし、アスパラガスはコップなどに入れて立てて置く。同じように、トマトはヘタのほうを上にして保存するのが正解なのだろうか。
じつはトマトの場合、保存の仕方は畑の状態とは真逆で、ヘタを下にするほうがいい。ヘタの周りはお尻よりも固いので、果実の重みの負荷がかかっても傷みにくいのだ。これに対して、ヘタを上にして置くと、お尻の部分が傷みやすくなる。パック入りのトマトが、必ずお尻を上、ヘタを下にして売られているのはこのためだ。
袋入りのトマトを買った場合、必ず袋から取り出して、ヘタを下にして並べるようにしよう。ばら売りを購入し、すぐに食べないときも同様だ。
誰もがやっているけど本当はやってはいけない習慣はまだまだある!健康、家事、美容、食品保存など生活に密接した10ジャンルから、選りすぐった132の"残念な習慣"。理由と対処法も紹介されているので、すぐに改善できます。